上越新幹線が時速275キロ運転に
東北新幹線はE5系「はやぶさ」などが時速320キロ運転を行っていますが、上越新幹線は距離が短いこともあって、時速240キロ運転に留まっています。ところが、上越新幹線の車両が2022年度末に全列車E7系に統一されるのに伴い(E2系もいなくなるようです)、上越新幹線の最高速度が上がることになりました。時速275キロになるのです。正確に言えば、かつてごく一部の区間かつごく一部の列車で行われていた時速275キロ運転が復活するのです。
このスピードアップにより、大宮-新潟間の所要時間が現在より最大7分程度短縮されます。この効果は大宮-高崎間で線路を共用している北陸新幹線にも及び、最大で2分程度の所要時間の短縮になるようです。また、以前に記事にしたように、上野-大宮間も最高速度向上のための工事をしています。最大で1分程度の所要時間短縮を見込んでいますから、上越新幹線全体で見ると、最大で8分の所要時間短縮となります。東京-新潟間を1時間30分以内で結びます。
ところで、最高速度向上のためには、単に新型車両を入れるだけでは解決しません。約7キロの吸音板の設置や約12キロの防音壁かさ上げ等の騒音対策工事が必要となります。5月中旬から工事を行います。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190504.pdf、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASM585DKRM58UTIL03T.html)
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