阿蘇山ロープウェー、2020年度に運行再開へ
阿蘇山の中岳の火口に近い火口広場と、その下の山上広場の間約860メートルを結ぶ、阿蘇山ロープウェー。年間40~50万人が利用することもありましたが、阿蘇山の火山活動が活発になったため、2014年8月から運行を休止していました。その後、2016年4月の熊本地震や2016年10月の中岳の噴火によりロープウェーは大きな被害を受けたため、施設を撤去しました。
その阿蘇山ロープウェーですが、運行を再開するようです。熊本地震からの復旧を支援するための国、熊本県の補助金を活用して、元々あったのと同じ場所で復活させます。2020年度中に運行を再開する予定です。これまで91人乗りだったゴンドラは2両編成となり、定員は56人となります。所要時間は約4分半から約3分半に短縮されます。
もっとも、中岳は今も噴煙を上げている山で、気象庁が噴火警戒レベルを2としています。火口から半径1キロの範囲で噴石や火砕流などに注意するように呼び掛けていますので、ロープウェーの運行が再開されても注意する必要はあるでしょう。もちろん、ロープウェー側も対策は取っていて、2つの駅舎は直径50センチ程度の噴石が来ても貫通しないようになっています。火口側の駅舎は気圧を調整して火山ガスが侵入しないようになっており、地下には避難所もあります。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45190160T20C19A5LX0000/、産経ニュース https://www.sankei.com/region/news/190531/rgn1905310026-n1.html)
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