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長崎新幹線の整備方式、参院選後に先送り

 整備方針を巡って佐賀県と長崎県が対立を続けている、長崎新幹線。話が前に進みません。この長崎新幹線をどのように整備するかは6月ごろに決定する予定でしたが、まとまる気配がありません。そこで、与党の検討委員会も21日、整備方式の決定を7月に行う予定の参院選後に先送りすることにしました。

 与党の検討委員会は環境アセスメントのための費用を2020年度予算の概算要求に盛り込むため、佐賀県の理解を得て、遅くとも8月末までに整備方式を決めたいようです。しかし、参院選後1か月程度でまとまるとは思えません。

 しかも、ずっと先送りしていいわけではありません。武雄温泉-長崎間の完成が近づいているのです。部分的にフル規格の新幹線ができるのですから、全線をフル規格でつくるのが理想的です。しかし、佐賀県の理解を得ないといけません。最悪なのは、武雄温泉で乗り換えを迫られる「リレー方式」。いずれ全線フル規格になるのなら一時的な措置ということで我慢できますが、永久に乗り換えを迫られるなら客が逃げるだけです。福岡-長崎間はバスでも2時間余りで走り、本数も多いので、乗り換えがいる鉄道の代わりの手段になり得ます。佐賀県の反対でフル規格新幹線ができないのなら、武雄温泉-長崎間の開業を遅らせても狭軌でつくり直してそこで打ち切るしか仕方が無いでしょう。
(参考:産経ニュース https://www.sankei.com/region/news/190622/rgn1906220007-n1.html)

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