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東武東上線東武竹沢-男衾間に新駅

 東武は、東武東上線東武竹沢-男衾間に新駅を開業させます。2020年秋開業で、東武東上線の新駅は2002年3月に開業したつきのわ以来、ということになります。

 しかし、新駅のできるところは東武東上線のかなり先のほう。東武竹沢から約2キロ、池袋からは約69キロ離れています。失礼ながら新駅をつくるほどの需要はなさそうに思えますが、この駅にはちゃんとできる理由があるのです。ホンダは狭山工場を閉鎖し、寄居町にある寄居工場に集約しています(狭山工場で働いていた約4600人は寄居工場などに異動します)。その寄居工場に隣接してつくられるのが今回の新駅です。駅の設置についてはホンダと連携し、協議を重ねた上でのことです。寄居工場へのアクセスの向上、工場周辺の円滑な交通環境の維持、環境負担の軽減を狙っています。狭山工場で働いていた人などが鉄道を利用するようです。

 新駅は1面1線の駅で、駅名はまだ決まっていません。決まり次第発表されます。ホンダが東武に新駅設置を求めたという経緯から、駅の建設費用は基本的にはホンダが負担します。また東武は東武東上線の沿線用地を活用したパーク&ライドの実施などを検討します。

(追記1)
 東武竹沢-男衾間につくられる新駅の名前がみなみ寄居に決まりました。開業日は2020年10月31日で、副駅名はホンダ寄居前です。みなみ寄居の駅ナンバリングはTJ35。これに伴い、男衾-寄居間の駅ナンバリングを変更し、寄居はTJ39となります。みなみ寄居発着の運賃は当分の間、ひとつ手前の駅の運賃と同額とします。すなわち、池袋方面からは東武竹沢、寄居方面からは男衾までの運賃と同額にします。ICカードでも同様です。

(追記2)
 みなみ寄居の運賃の特例は2021年3月12日で廃止されます。2021年3月13日以降はみなみ寄居までの運賃の設定がなされるようになるのです。定期券も買い直す必要があります。
(参考:東武ホームページ www.tobu.co.jp/file/pdf/af37807d9ea4a4765ed2ce3b50a5dcbf/190603.pdf、https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20210201100109UO10k2Wjv9nZxf12JgXqig.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45624130T00C19A6L72000/、railf.jp https://railf.jp/news/2019/12/24/120000.html)

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