京急、普通列車で通勤すればポイント
首都圏の鉄道では、ラッシュを分散させようと、ピークをずらして利用した客に特典を付ける例がいくつかあります。京急も7月1日からラッシュのピークを避けて利用した客に特典を与えることにしました。
それは平日7:30から9:00の上りの普通列車に乗車した人に対して、ポイントを付与することで、普通列車への乗車を促すというもの。普通列車は特急列車等に比べて比較的空いているのです。これまで時間をずらして乗車した人に特典を与えるキャンペーンはありましたが、今回のように普通列車に誘導するのは珍しいです。保育園の預かり時間や会社の勤務時間などの都合で、ラッシュを避けて乗ることができない人もいます。そういう人にも快適に通勤する方法があることを知らせるとともに、特急列車等の混雑を緩和させようとしているのです。15分早く乗ればいいのです。
それでは、どうやったらポイントがもらえるのでしょうか? まず、事前の準備が要ります。「京急プレミアポイントカード」を手に入れ、Web会員に登録します。登録は無料です。次に、「KQスタんぽ」アプリをダウンロードし(無料)、必要事項を入力しておきます。ここまでしておく必要があります。
これだけの準備をしてから普通列車に乗ります。平日の7:30から9:00の間に、立会川以南の駅から泉岳寺方面の普通列車に乗ります。普通列車の車内では車掌がタブレットを操作し、自動車内放送を流しているときに人間の耳ではほとんど聞き取ることができない音(非可聴音)を流します。「KQスタんぽ」アプリをダウンロードしている人が車内で操作すると、その非可聴音を認識してポイントが与えられるのです。日本初の取り組みです。平和島、大森海岸、立会川、鮫洲の各駅間で1回、青物横丁、新馬場、北品川、品川の各駅間で1回の合計2回決まった操作すると、「京急プレミアポイント」が20ポイントもらえます(1日1回だけもらえます)。20円相当になり、商品券や航空マイルに交換することができるようです。
(参考:京急ホームページ https://www.keikyu.co.jp/company/news/2019/20190624HP_19073TK.html、産経ニュース https://www.sankei.com/region/news/190624/rgn1906240024-n1.html)
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