羽田空港アクセス線は一部区間が単線
都心と羽田空港とを結ぶ、羽田空港アクセス線。JR東日本が建設するのですが、東京都はその羽田空港アクセス線の環境アセス調査計画書を公表しました。そこから気になったことをピックアップします。
この調査計画書によれば、事業区間は約12.4キロ。田町駅の北側(東京駅寄り)で東海道線から分岐します。上り線と下り線の間に羽田空港アクセス線の単線の線路を挿入します。部分的とはいえ単線区間が生じるのです。このスペースを確保するため、田町駅北側にある山手線の引上げ線を撤去し、その撤去したスペースに山手線外回り、京浜東北線南行き、東海道線上りの3本の線路を移設します。もちろん、東海道線をそのまま北に進めば東北線や高崎線に行きます。上野止まりの列車を延長し、羽田空港に直通させるのでしょうか?
分岐した単線の羽田空港アクセス線は、地下トンネルで東海道新幹線などをくぐります。高浜西運河付近で休止中の東海道線貨物支線(大汐線)に接続します。東京貨物ターミナル駅までは複線高架の大汐線を改修します。東京貨物ターミナル駅も、踏切をなくすために高架化したり、車両基地や保守基地を整備したりします。東京貨物ターミナル駅から先は、複線の地下トンネルを新たにつくります。羽田空港新駅(仮称)は第一旅客ターミナルビルと第二旅客ターミナルビルの間の地下につくられます。ホーム1面と線路2本の駅です。
羽田空港アクセス線は15両編成の列車に対応し、運転本数は1時間に8本、1日144本走ります。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/86585)
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