広電では60分以内に路面電車を乗り継ぐと2回目は無料
広島電鉄も10月1日に値上げを行います。消費税率引き上げに伴う増加分を運賃に転嫁するためのものです。
値上がりするのは、白島線を除く軌道の運賃。180円から190円に上がります。定期券も通勤、通学ともに1か月で60円ずつ上がります。そのほかの区間(鉄道、白島線)は運賃、定期券ともに変わりありません。200円弱の運賃に対して10円の値上がりは大きく、鉄道や白島線の運賃を上げないことによって調整しているのです。
しかも、広電の場合は、単純に値上げするだけではありません。お得なサービスを始めるのです。ひとつは、(仮称)ICカード全電停乗換サービスというものです。軌道線の全ての電停で、降車後60分以内にその降車した電停からさらに先に進んだ場合、2回目の運賃は無料となります(白島線の乗車後、本線に乗った場合は、白島線との差額60円を引き去ります)。指定された電停での乗り換え時間も60分に延長されます。乗り換えしても追加料金は要らないですし、乗り換え駅で買い物などの用事を済ませることもできます。なお、このサービスが受けられるのはICカードを利用した人のみです。現金や乗車券で利用している人は、このサービスを受けることができません。もうひとつは、鉄道と軌道を乗り継いだ場合の連絡割引。強化されます。軌道線から広電宮島口まで乗った場合、現行の280円から270円に値下げされます。運賃は連絡割引のおかげで一部区間を除いて値下げされますが、定期券は若干上がります。
(参考:広島電鉄ホームページ www.hiroden.co.jp/topics/2019/0705-trainfare.html)
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