三陸鉄道、全線復旧で利用者増
3月に全線が復旧した三陸鉄道。乗客数が増えていて、好調なようです。
5月以降の数字が集計中のため、古いデータですが、4月の三陸鉄道の乗客数は約9.5万人でした(5月以降も好調なようです)。山田線部分が運休していた前年同期に比べて2.6倍と大幅に増えました。乗客が増えたのは復旧した山田線部分だけではなく、以前からある南北リアス線にも波及しています。北リアス線の4月の乗客数は約3.7万人で、前年同期に比べて4割アップしました。三陸鉄道は全線開業に合わせて8両の新車を導入しましたが、団体予約が重なるとそれでも足らず、断ることもあるようです。元々三陸鉄道は2019年度の乗客数の目標として、前年度(2018年度)の2.2倍の116.2万人を掲げましたが、この調子でいくと目標を達成する可能性が出てきました。
とは言っても、喜んでばかりはいられません。全線復旧により人件費や動力費も増え、たとえ乗客数の目標を達成したとしても、赤字になります。また、目標達成のためには冬場も乗ってもらわないといけません。9月や10月は釜石がラグビーのワールドカップの会場の一つに選ばれたため、観光客の利用が見込まれますが、寒くなると東北への観光客は減ります。冬場にどれだけ乗ってくれるかが目標達成にとって重要となります。
(参考:デーリー東北ホームページ this.kiji.is/534193868692309089?c=39546741839462401)
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