「地域連携ICカード」第1号は宇都宮
以前、JR東日本が「地域連携ICカード」を開発しているという内容の記事を書きましたが、その続報です。
宇都宮地域の交通事業者(関東自動車、ジェイアールバス関東、宇都宮ライトレール、LRT整備主体の宇都宮市、芳賀町)で構成される宇都宮ICカード導入検討協議会とJR東日本は、「地域連携ICカード」を利用したIC乗車券サービスの提供について合意しました。宇都宮が「地域連携ICカード」第1号ということになります。
「地域連携ICカード」では、「Suica」エリアの鉄道、バスや電子マネーを利用することができるほか、交通系ICカードでは難しい各種割引なども組み込むことができます(ただ、交通系ICカードでも名古屋市交通局のように「manaca」でポイントサービスをすることができます)。また、「Suica」を持っていれば、宇都宮地域のIC乗車券サービス対象路線を利用することができます。関東自動車の一般路線バス全線、ジェイアールバス関東の栃木県内の一般路線バス全線、宇都宮ライトレールの全線がそれです。サービスの導入時期は、関東バスとジェイアールバス関東が2021年春、宇都宮ライトレールが開業する2022年春の予定です。
話は変わりまして、2020年春、「Suica」利用対象エリアが拡大します。新たに「Suica」を利用できるのは、鹿島線の十二橋、潮来、延方、鹿島神宮、鹿島サッカースタジアムの5駅。鹿島サッカースタジアムは臨時駅ですが、サッカーの試合があるときには威力を発揮することでしょう。
(追記)
宇都宮で2021年春に導入される「地域連携ICカード」の名称が「totra」に決まりました。「totra」は「総合的(total)」と「輸送(transportation)」の頭文字からつくられました。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190731_ho01.pdf、https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190731_ho02.pdf、下野新聞ホームページ https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/351756)
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