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日田彦山線の復旧、鉄道なら4~5年、BRTなら2年、バスなら半年

 2017年7月の九州北部豪雨以来、一部区間が不通のままとなっている日田彦山線。あまりにも需要が少ないため、どうやって復旧させるか決まっていません

 6日のことですが、日田市が開いた住民説明会に前田JR九州副社長らが出席しました。その住民説明会でJR九州は、鉄道で復旧させた場合、着工から運転再開まで4~5年かかるという見通しを明らかにしました。代替案のBRTならばトンネルを専用道に改修する工事がいるため着工から運行開始まで約2年、路線バスなら認可に要する時間として約半年です。過去の災害復旧工事や他社のBRT転換事例から、これぐらいかかるようです。ちなみに、JR九州が示した添田-日田間の所要時間、復旧の初期費用、年間運行コストはそれぞれ、鉄道が57分、56億円、2.9億円。BRTが72分、10.8億円、1.1億円。バスは92分、1.8億円、1.4億円です。運行主体は鉄道、BRT、バスいずれの場合でもJR九州ですが、BRTやバスはどこかに委託する可能性があります。

 需要があれば鉄道が望ましいですが、残念ながら日田彦山線南部にはそのような需要はありません。無理に鉄道で復旧させ、赤字をJR九州に押しつける資格はありません。身の丈に合った交通機関にしないといけないでしょう。
(参考:産経ニュース https://www.sankei.com/region/news/190807/rgn1908070021-n1.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48305970X00C19A8ACX000/、大分合同新聞ホームページ oita-press.co.jp/1010000000/2019/08/07/JD0058355332)

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