京急、休日の昼間に座席指定の「ウィング・シート」を始める
京急は、京成と同じ10月26日にダイヤ改正を行います。
平日朝には、座席指定券は必要なものの、品川までゆったりと座ることができる「モーニング・ウィング号」を1本増発します。増発する「モーニング・ウィング1号」は横須賀中央6:05発、品川6:57着で、途中、ほかの「モーニング・ウィング号」同様、金沢文庫や上大岡でも乗車できます。なお、このダイヤ改正からは、従来からある「モーニング・ウィング号」のうち、1号は3号に、2号は5号に名称が変わります。1か月間の座席指定券を確保することのできる「Wing Pass」については、増発される(新)1号は11月分から発売します。10月分の(旧)1号、(旧)2号の「Wing Pass」については、ダイヤ改正以降、それぞれ(新)3号、(新)5号と読み替えます。
そして休日については、試行が好評だったのか、一部の快特で「ウィング・シート」を設けます(2号車に設置します。なお、年末年始など、「ウィング・シート」を設置しない期間もあります)。設置区間は泉岳寺-三崎口間で、下りは泉岳寺9:55発から15:15発までの9本(40分間隔)、上りは三崎口11:16発から15:56発まで8本(40分間隔)です。「ウィング・シート」に乗ることのできる駅は決められていて、下りは泉岳寺、品川、京急蒲田、京急川崎、横浜、上大岡の6駅、上りは三崎口、三浦海岸、京急久里浜、横須賀中央、金沢文庫、上大岡の6駅です。
ただ、「ウィング・シート」はお金を出せば乗ることができるものではありません。料金は300円ですが、駅では売ってくれないのです。乗車当日の4:30から発売を開始しますが、インターネット予約の「KQuick」でしか発売しないのです(支払いもクレジットカードで行います)。「疲れたから『ウィング・シート』にしようかな」と思って駅に行っても、買うことができないのです。持っているスマートフォンで買わないといけないのです。せっかくお金を払って乗ってもらうチャンスでも、一見の客は使うことができないのです。もったいないことです。
今回の改正に伴い、平日の夕方以降に品川から横須賀、三浦方面に座って乗車することのできる「ウィング号」は「イブニング・ウィング号」に変わります。また、「ウィング・シート」新設により、同一日、同一時間帯に上下線の運行が重なるケースが出てきます。「モーニング・ウィング号」のところでも触れましたが、同じ番号にならないよう、上りを奇数、下りを偶数にします。すなわち、「モーニング・ウィング号」は1号、3号、5号、「イブニング・ウィング号」は2号、4号、6号、「ウィング・シート」は上りが51号、53号、55号、下りは52号、54号、56号というようにします。
(参考:京急ホームページ https://www.keikyu.co.jp/company/news/2019/20190829HP_19112EW.html)
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