JR西日本、大糸線でバスによる増便実験
松本と糸魚川とを結ぶ大糸線。非電化区間の南小谷より北がJR西日本のエリアとなります。利用者は北に行けば行くほど減っていき、2018年度の輸送密度は松本-信濃大町間が5638人、信濃大町-南小谷間が634人、そして南小谷-糸魚川間はたったの102人です。この利用状況を反映して、列車の本数も7往復(区間運転は除きます)しかありません。
ところが10月1日から12月31日までの「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン」期間中、沿線自治体と鉄道事業者からなる大糸線活性化協議会は、大糸線(白馬-南小谷-糸魚川間)に並行してバスを走らせます(鉄道は設備の都合で増発できる余地がないのでしょうか?)。白馬-南小谷間は八方バスターミナルのみに停まり(白馬-八方バスターミナル間の利用はできません)、南小谷-糸魚川間は各駅に停まります。バス停留所は基本的には駅前ですが、場所によっては駅から離れた場所に設置されることもあります。52人乗りの中型路線バス(糸魚川バスが運行します)は3.5往復走り、便によっては大糸線電化区間の列車との接続が良いものもあります。運賃は鉄道と同額で、駅で購入したJRの切符や定期券で乗車することができます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/09/page_14900.html、https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2019_08.pdf、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/2014-2018.pdf)
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