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七尾線に521系導入で急行型車両引退

 JR西日本は七尾線に521系を導入します。2両編成15本をつくり、2020年秋ごろから順次投入する予定です。列車の帯の色は現在七尾線を走っている413系、415系に合わせて、輪島塗を連想させる茜色にします。

 七尾線の車両が521系に置き換わった2021年春には、車載型IC改札機を使用して、「ICOCA」エリアを拡大します。七尾線津幡-和倉温泉の各駅で使えますが(北陸線金沢-大聖寺間、城端線高岡-新高岡間、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道越中宮崎以西との間で利用できます)、特急停車駅など利用者の多い駅については駅にIC改札機を設けます。IC改札機のある駅では、車載型IC改札機の機能を停止させて、駅にあるIC改札機を使わせます。なお、七尾-和倉温泉間でも、のと鉄道の普通列車ではICカードは使えません。

 先ほども述べましたが、七尾線に521系を導入するということは、413系や415系が置き換えられるということであります。基本的には413系は2扉セミクロスシート、415系は3扉セミクロスシートなのですが、413系には異色の車両が2両あります。413系に急行型車両の455系が2両、混じっているのです。デッキは撤去されましたが、2扉クロスシートのかつての急行に使われた車両なのです。急行型車両だけで組んだ車両は2015年に引退しましたが、このクハ2両は413系とペアを組んで走ることで、今日まで生き延びてきました。ところが、ついに引退することになったのです。特急のような派手さはないですが、国鉄時代から活躍してきた急行型車両。しかし、413系、415系の置き換えにより、ついに消えることになったのです。乗っておきたいところです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/09/page_14890.html、J-CASTニュース https://www.j-cast.com/2019/09/11367324.html?p=all)

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