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西九条のポイント増設で桜島線の輸送力増強

 桜島線は西九条と桜島とを結ぶ4.1キロの枝線。もともと沿線にある工場に通勤する人向けの路線でしたが、2001年のユニバーサルシティ駅開業以来、利用者は増えています。1987年度の桜島線(当時はユニバーサルシティは未開業)の乗車人員合計を100とした場合、2018年度は367にもなります。しかも、2020年にはUSJに新しいアトラクションが増えます。さらに利用者が増えることが見込まれます。

 その桜島線の始発駅、西九条では、桜島線の折り返し列車は大阪環状線のホームに挟まれた4番線を使います。ところがこの4番線は「はるか」(関西空港行き)、「くろしお」(和歌山方面)も使うのです。桜島線と特急が同じ線路を共用するため、ネックになっていました。

 そこでJR西日本は、西九条の野田寄りに渡り線を新設し(2020年使用開始予定)、新大阪方面からの特急が5番線(大阪環状線内回りホーム)に入ることができるようにします。これにより4番線を桜島線専用にすることができ、増発できるようになります。現在、1時間あたり最大9本までしか走らせることができませんが、12本走らせることができます。

 このほか、桜島線の輸送力増強策として、(1)323系を当初の予定より1編成増やし、22編成としたこと (2)ユニバーサルシティの改札口の改良を行うこと が挙げられます。このうち(2)は、自動改札機の増設などを行います。2020年5月竣工予定です。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/09/page_14939.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/09/page_14937.html)

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