釧網線に冬季一部区間を運休させるアイデア
釧路と網走を結ぶ釧網線は、釧路湿原やオホーツク海など自然に恵まれ、観光客に魅力的な路線ですが、利用者は少なく、単独では維持困難な路線のひとつとされています。今のところ釧網線に並行して高規格道路をつくる計画はないため、観光客の輸送において今後も優位な立場にありますし、いったん廃止にしてしまうと、今のように釧路湿原の中を走るようなルートをたどることはできません。
もっとも、釧網線が観光鉄道で食べていかないといけないのには理由があります。釧路と網走は文化も経済もつながりがなく、ビジネスなどで行き来する需要がないのです。ですから、総合振興局(旧支庁)の境となる川湯温泉と緑の間を廃止するという考えもあります。
しかし、一駅間と言えども廃止してしまったら、ネットワークとしては欠けてしまいます。そういうことはやってはいけません。そのうちに残っている区間も廃止されてしまいます。ただ、冬季の需要が少ないのなら、冬季だけ一部区間を運休させてバスに代行させるというアイデアはあるでしょう(国交省が考えているようです)。冬季の除雪費用が節約できます。
(参考:ニュースイッチホームページ https://newswitch.jp/p/19526)
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