新大阪駅新幹線地下ホームについて調査費要求
8月28日のことですが、国交省鉄道局は2020年度予算の概算要求の概要を明らかにしました。
鉄道局が要求したのは総額1183億円。整備新幹線のほか、都市鉄道整備(相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線、なにわ筋線、福岡市営地下鉄七隈線)に116億円を計上しています。
それでもやはり多いのは、全体の2/3、792億円を計上している整備新幹線。主に建設中の北海道新幹線新函館北斗-札幌間、北陸新幹線金沢-敦賀間、長崎新幹線武雄温泉-長崎間の確実な開業に向けて使われます。
未着工区間については対照的です。北陸新幹線敦賀-新大阪間の環境影響評価に関する要求と、新大阪駅の新幹線地下ホーム調査についての要求が盛り込まれています。リニア、北陸、山陽・九州新幹線の乗り継ぎが便利になるのです。
これに対して長崎新幹線新鳥栖-武雄温泉間は、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームではフル規格新幹線でつくる方針とされていますが、その建設に必要な環境影響評価は見送られています。
すでに開業した整備新幹線については、北海道新幹線新青森-新函館北斗間において、貨物列車との線路を共用している青函トンネルでの高速走行を検討するための調査費等が盛り込まれています。なお、青函トンネルの老朽化対策の費用は整備新幹線とは別枠で要求しています。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2019/08/29/325911.html)
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