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磐越西線に指定席

 磐越西線の郡山-会津若松間は1時間に1本快速または普通列車が走るだけで、特急やグリーン車、指定席のついた車両は走っていません。東北新幹線に接続し、福島県内の主要都市を結ぶ路線なのでビジネス需要も観光需要も見込めるのですが、普通列車の自由席しかないので、そのような需要を取り込めません。ところがJR東日本は2020年春に、磐越西線(郡山-会津若松間)の一部列車に、リクライニングシートのついた指定席車両を導入することになりました。

 指定席になるのは1両のうちの約半分(3扉の車両の前から2番目の扉から3番目の扉の間です)。14席を設置します。運賃のほかに座席指定券が必要です。運賃のほかに閑散期は330円、繁忙期と通常期は530円がかかります。座席指定券を買えば、定期券を持っている人でも乗ることができます。ダイヤは未定ですが、乗客の多い時間帯にするようです。

 座席指定券は駅等で発売されるので、指定席のある列車には名前が付きます。どういう名前になるのでしょうか? 「あいづ」や「ばんだい」など、行き先の会津に関する名前をベースにするのが望ましいです。

 ところでこのような普通列車での指定席、ほかにも走らせたほうが良さそうな路線はいくつかあります。奥羽線の弘前-新青森・青森間や函館線の函館-新函館北斗間が思いつきます。新幹線から降りてきた客に、新青森-青森間のような市内の短距離ならともかく、ある程度の区間をロングシートで運ぶのはある意味失礼です。「グランクラス」やグリーン車の人もロングシートなのですから。
(参考:JR東日本仙台支社ホームページ https://jr-sendai.com/upload-images/2019/10/201910253.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51414180V21C19A0L01000/)

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