名古屋市内にも集中旅客サービスシステム
JR東海は2013年10月から武豊線に、2017年10月から東海道線豊橋-岡崎間に集中旅客サービスシステムを導入してきました。その集中旅客サービスシステムが拡大します。
新たに拡大される区間は東海道線岡崎-大府間と、関西線名古屋-桑名間。東海道線の西岡崎、三河安城、東刈谷、野田新町、逢妻と、関西線の八田、春田、蟹江、永和、弥富の10駅に導入します。名古屋市内の駅でも本格的に導入が始まるのです(近鉄名古屋駅構内のJRきっぷうりばではすでに導入済みです)。岡崎、安城、刈谷、大府、名古屋、桑名はシステム拡大の対象とならず、今まで通り終日駅員を配置します。長島は元々無人駅です。10駅のシステム導入駅では、券売機に隣接してインターホン、券面確認台を追加して案内センターとつなぎ、セキュリティカメラやスピーカーなどを新設します。これまで早朝や深夜など駅員のいない時間帯では、切符の購入、ICカードのチャージ、乗り越しの精算などができませんでしたが、システムを導入した後は案内センターのオペレーターと会話することによって、早朝や深夜でも切符の購入等が可能になります。案内センターのオペレーターは乗客からの質問の応対、声かけ、案内放送なども行います。現地での案内が必要なときは係員が向かいます。
一部の駅には、サポートつき指定券券売機を設置します。東刈谷、八田、春田、蟹江の4駅に設置されます。名古屋に近いからか、意外と多いです。インターホンを通じてオペレーターと話すことができるので、新幹線の指定席特急券のほか、学割など証明書を必要とする切符も買うことができます。また、東刈谷、蟹江、弥富の3駅は完全無人駅とならずに日中は駅員を配置します。東刈谷と蟹江には現地に出向く係員を配置します。三河安城は在来線は完全無人駅となりますが、新幹線駅は当然有人で、窓口もちゃんとあります。
集中旅客サービスシステム導入の工事は2020年4月に始め、2020年12月ごろの使用開始予定です。工事費は約7.4億円です。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040137.pdf)
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