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明石に新幹線車両基地?

 山陽新幹線車両基地は、新大阪の近くにはありません。大規模な車両メンテナンスができるのは博多総合車両所、そうでなくても新大阪に一番近いのは岡山までありません。新大阪の東側、鳥飼の車両基地はJR東海のものです。

 これでは、将来リニアと北陸新幹線が新大阪までの全線開業をし、長崎新幹線が話がまとまって全線フル規格となって新大阪に乗り入れてきた場合、増える需要に対応できません。新大阪付近には車両を待機させる場所が少ないのです。リニア延伸に合わせて地下に新幹線の駅をつくるというもありますが、地下なので必要最低限の設備しか設けることはできません。どこか新大阪の近くのJR西日本エリアに車両基地を設ける必要があります。また、地震などの災害で山陽新幹線の一部区間が不通となった場合、大きな車両基地のある博多から車両を持ってくるのが難しくなります。西のほうで災害があった場合でも、残っている区間で走らせることができます。

 それでは、どこに車両基地をつくるのでしょうか? 新大阪に近ければ近いほうがいいのは当然のことですが、阪神間は市街化されており、トンネル区間が多いので用地確保は困難だとJR西日本は考えています。そこで浮かんだ候補地は明石市。まとまった土地が確保できる神戸市西区も候補地に挙がりましたが、立ち退きに必要な土地が少ないことから明石市が選ばれました。

 明石市にできる予定の車両基地は、JR神戸線とも並行しているところです。JR神戸線大久保-魚住間の農業地域にできます。リニアが開業する2037年までに約30ヘクタール(東西1.8キロ、南北150メートル)を整備し、新幹線を20線程度、在来線は10線程度をつくる予定です。車両基地のあたりは水害の危険性が低いです。兵庫県の想定で千年に一度の大雨による河川洪水でも水害の危険性は低いです。長野のようなことはありません。場所によっては50センチ以上浸水するところもありますが、5メートル程度の盛り土を行うことで対応します。

 車両基地の近くには新駅もできます。一時駅ができるというがあったのですが、車両基地に合わせてつくることになりました。明石市内6つ目の駅で、商業地域や宅地などもつくり、大規模開発の総面積は最大で100ヘクタール(阪神甲子園球場25個分)を超えるようです。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012878003.shtml、https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012878049.shtml)

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