上越新幹線用につくる予定のE7系を北陸新幹線に転用へ
台風19号で大きな被害を受けた北陸新幹線は10月25日に全区間の運転再開を果たしましたが、車両が不足しているため、一部列車を運休させて対応しています。平常ならともかく、休日や年末年始の需要には対応できません。
そこでJR東日本は、現在上越新幹線で走っているE7系を北陸新幹線に転用することはしないものの、2019年度中に上越新幹線に投入する予定であったE7系を北陸新幹線用にします。2019年度、上越新幹線用のE7系は5編成投入する予定であったので(2020年3月のダイヤ改正で投入する予定でした)、北陸新幹線用に転用されるのは5編成ということになります。これで北陸新幹線の車両不足を補い、ダイヤを正常に近づけるのが狙いです。ただ、上越新幹線のE7系投入はその分だけ遅くなるということになります。
さて、北陸新幹線に転用される5編成のうち準備ができた1編成と、上越新幹線に3編成あるE7系のうち予備の1編成(この1編成だけ、トキに因んだピンク色の新幹線ではありません)を使って、11月1日から臨時列車が運転されることになりました。「はくたか」もありますが、メインは本数がかなり減らされた「あさま」が主体です。「あさま480号」(軽井沢15:22発、東京16:40着)のように、29日までの設定期間中、毎日運転されるものもあります。臨時列車は休日に運転するのが多いため、検査は平日に集中させます。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51454490W9A021C1MM8000/、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191029_ho01.pdf、新潟日報ホームページ https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20191030504254.html)
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