JR北海道のキハ40が名車の塗装になる?
JR北海道のほか、全国各地で走ったキハ40ですが、登場から40年が経過し、老朽化しています。JR北海道では2020年春から後継の新型車両が登場し、置き換えを始めていきます。
しかし、キハ40形もまだまだ残っています。中には観光列車になるものもあります。「北海道の恵み」シリーズ4両や「山紫水明」シリーズ2両です。そしてJR北海道はそれらの車両を含めて、北海道を走るキハ40形をデザインした「北の40 記念入場券」を発売します(40は「ヨンマル」と呼びます)。明日12月4日から2020年8月末日まで、1枚200円で発売します(子供の設定はありません)。発売枚数の限定はありませんが、一時的に在庫切れになることはあります。
「北の40 記念入場券」を発売するのは、24の駅。定期列車として運行している区間の主な駅で発売し(札幌、小樽、新千歳空港、根室、留萌、稚内などでは発売していません)、郵送は受け付けません。入場券の表にはキハ40の写真がありますが、駅によって異なります。
この「北の40 記念入場券」を買った人には特典があります。まずひとつは、「北の復刻 40リクエスト」です。過去に走った名車の塗装をキハ40形で再現するというものです。候補は6つ、(1)キハ82 特急気動車風、(2)キハ56 急行気動車風、(3)キハ22 一般型気動車風、(4)キハ183 特急気動車(新特急色)風、(5)キハ27 快速「ミッドナイト」風、(6)キハ400 宗谷線急行気動車風 です。この6種類の候補の中から実現させたい塗装を選んで投票し、最多得票となったものの塗装を実際に行います。復刻される車両は1両だけで、どこで走るのかはまだ決まっていません。投票の方法は次の通りです。「北の40 記念入場券」には「応募券」がついています。これを3駅分集めて、郵便はがきに貼り付けて応募します。2020年3月31日消印分まで有効です。はがき1枚につき1口ですが、「北の40 記念入場券」を買えば、何口でも応募できます。
2020年4月からは、「列車種別幕プレゼント」を行います。2020年4月以降に運用を終了するキハ40形から外した「前面種別表示幕」を1コマずつにばらして、抽選で40人(予定)にプレゼントします。こちらも「北の40 記念入場券」についている「応募券」を3枚集めて応募します。2020年4月1日以降、応募を受け付ける予定です。
(追記)
投票の結果、復刻されるのは(6)キハ400 宗谷線急行気動車風 になりました。旭川運転所所属の1両に塗装を施し、2020年秋ごろから定期列車として走る予定です。なお、座席配置はキハ40のままです。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20191129_KO_40.pdf、https://www.jrhokkaido.co.jp/kiha40/index.html#req40)
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