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宮古発着のフェリー、休止へ

 2018年6月に就航した宮古と室蘭を結ぶ宮蘭航路ですが、2年も経たないのに大きな転機を迎えることになりました。2020年3月31日に宮古発着を当分休止し、2020年4月1日からは八戸-室蘭間の往復便のみ運航します。

 なぜこういうことになったのでしょうか? フェリーの収益の柱はトラックによる貨物です。しかし、宮古には高速道路がなく、高速道路が整備されている八戸を選ぶ傾向にありました。就航から1年間の乗船客は2.7万人と想定を大きく上回りましたが、肝心のトラックの利用が想定の20%程度の3300台に留まっていました。

 あと、フェリーを巡る情勢が変わっていたのです。宮蘭航路ができた背景は、フェリーの運航時間が10時間なら、フェリーに乗っている時間を休息時間にすることができたためです。乗船時間のうち2時間が拘束時間となり、残りは休息にすることができたのです。北海道への航路としてよく使われる八戸-苫小牧間の乗船時間は8時間なので、これでは休息時間が足らず、北海道に渡ってトラックを運転させることができません。10時間の宮蘭航路はちょうどいい長さだったのです。

 これは厚労省の通達に基づいていたのですが、宮蘭航路が運航を開始するより前の2015年9月に変わっていました。フェリー乗船時間が全て休息時間となり、8時間の航路がちょうどいい長さになったのです。所要時間8時間の八戸-苫小牧間の航路なら、船を下りてすぐに運転できるようになったのです。わざわざ宮古に行かなくても済むようになったのです。

 休止期間は決まっていませんが、宮古への高速道路が整備され、貨物需要が増えるかどうかが復活への判断材料となるようです。
(参考:Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00010000-doshin-hok、タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/miyaran20201220/、岩手日報ホームページ https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/12/21/70021、NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191220/k10012222701000.html)

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