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JR東日本、タッチ不要の改札を実用化か?

 かつて駅員が改札をしていた時代、切符は駅員に見せていました。その後、自動改札機の時代になり、切符を自動改札機に入れるようになりました。現在はICカードの時代です。ICカードをタッチするだけでいいのです。

 しかし、何事も便利になると、さらに次の便利を求めます。ICカードを自動改札機にタッチしなければならないのです。自動改札機は右側にあるので左利きの人や、両手に荷物を抱えている人、車椅子の人は使いづらいです。

 そこで、JR東日本は新たな改札のシステムを開発することにしました。ICカードをタッチしなくても、通過するだけで済む改札、「タッチレスゲート」を2~3年後に導入することを考えています。今の自動改札機は十数年ごとに老朽化のため、取り替えを行っています。あと2~3年すると取り替えの時期になるため、それに合わせて新しい改札を導入しようとしているのです。

 「タッチレスゲート」はスマホの専用アプリを活用します。改札の天井に設置されたアンテナからミリ波と呼ばれる電磁波が出ます。乗客の持っているスマホとの間でデータをやりとりして、問題がなければゲートを開けます。当分の間は、現行の自動改札機も置きます。

 電磁波は人体に悪影響を及ぼすのでしょうか? ミリ波が人体に与える影響は小さいとされています。国が定めた基準値の1/10以下です。ミリ波は広範囲に広がらないよう工夫され、改札機の間を通るスマホだけを捕まえることができます。処理速度も速く、2/1000秒で認識することができます。技術的な問題はすでにクリアされていて、2020年度に実証実験をする予定です。さらには、顔認証による改札や自動改札機自体をなくすことも考えています。
(参考:東京新聞ホームページ https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112802000131.html)

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