和歌山線、紀勢線での「ICOCA」の使いかたと、ワンマン列車の乗りかた
3月14日から和歌山線五条-和歌山間及び紀勢線海南-紀伊田辺間で「ICOCA」が使えるようになります。特に車載型IC改札機を利用する和歌山線での使いかたは特殊なものになります。以前の記事で予告したのですが、ここでその使いかたとワンマン列車の乗りかたについて説明したいと思います。
まず、和歌山線で紙の切符や磁気定期券にも対応する自動改札機があるのは、橋本と岩出の2駅のみ。ここでは、駅の自動改札機にタッチします。粉河にはIC専用自動改札機があります。利用方法は乗車する列車によって変わります。日中時間帯等の2両編成ワンマン列車の場合(1両目の一番前のドア以外は開きません)、乗るときは駅の入場用IC専用自動改札機にタッチします。もし、駅の入場用IC専用自動改札機にタッチできなかったときは、1両目の一番前のドア付近にある、青色のIC改札機にタッチします。降りるときは1両目の一番前の運転席付近にある、黄色のIC改札機にタッチします。駅ではタッチする必要はありません。これに対して、全てのドアが開く朝夕の2両編成ワンマン列車や4両編成ワンマン列車の場合、乗るときは駅の入場用IC専用自動改札機にタッチします。もし、駅の入場用IC専用自動改札機にタッチできなかったときは、各車両のドア付近にある青色のIC改札機にタッチします。降りるときは駅の出場用IC専用自動改札機にタッチします。各車両の運転席付近にある黄色のIC改札機にタッチしてしまったときは、駅係員にその旨を告げて下さい。
紀伊山田、中飯降、笠田、紀伊小倉の4駅については、通学等で降りる人が一時的に集中する駅です。そのため、出場用IC専用自動改札機を備え付けています。日中時間帯等の2両編成ワンマン列車の場合は、一番前のドア以外は開きませんので、乗るときは1両目一番前のドア付近にある青色のIC改札機にタッチし、降りるときは1両目一番前の運転席付近にある黄色のIC改札機にタッチします。全てのドアが開く朝夕の2両編成ワンマン列車や4両編成ワンマン列車の場合、乗るときは各ドア付近にある青色のIC改札機にタッチします。降りるときは各車両の運転席付近にある黄色のIC改札機にタッチします。近くに黄色のIC改札機がないドアから降りたときは、駅の出場用IC専用自動改札機にタッチします。そのほかの駅では、日中時間帯等の2両編成ワンマン列車の場合は、一番前のドア以外は開きませんので、乗るときは1両目一番前のドア付近にある青色のIC改札機にタッチし、降りるときは1両目一番前の運転席付近にある黄色のIC改札機にタッチします。全てのドアが開く朝夕の2両編成ワンマン列車や4両編成ワンマン列車の場合、乗るときは各ドア付近にある青色のIC改札機にタッチし、降りるときは各車両の運転席付近にある黄色のIC改札機にタッチします。また、ホーム上で後続の列車に乗り換える場合は、車内の黄色のIC改札機にタッチせずに列車から降ります。なお、和歌山線で「ICOCA」を販売しているのは、橋本、粉河、岩出、和歌山のみ、チャージができるのはこれら4駅と高野口、笠田、名手、打田です。これらの駅を利用しない場合は、コンビニや車内でチャージします。長々と書きましたが、何回か聞かないとややこしくて理解が難しいです。
紀勢線のほうはシンプルです。各駅にIC専用自動改札機がありますので、乗るときも降りるときも駅のIC専用自動改札機にタッチすればいいのです。チャージは道成寺-岩代間と芳養を除く各駅の自動券売機でできます。
なお、御坊-新宮間の2両編成ワンマン列車の乗りかたは次のようになります。乗るときは1両目の一番前のドアから乗り(紀勢線では乗車整理券を取る必要があります)、降りるときは1両目の一番前のドアから降ります。始発駅や終着駅、利用の多い時間帯や駅では全てのドアが開きます。
(参考:JR西日本和歌山支社ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191213_00_wakayama.pdf)
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