米軍上瀬谷通信施設跡に新交通システムができる?
米軍上瀬谷通信施設は、かつて横浜市旭区と瀬谷区にまたがっていた、在日米軍の施設でした。約240万平方メートルという広い面積を有していましたが、以前にも書いたとおり2015年6月30日に日本に返還されました。
この跡地について横浜市は、花博やテーマパークなどの誘致を目指しています。花博は2027年3~9月の開催を目指しています。その後に花博の跡地などにテーマパーク等を誘致するのです。その花博等へのアクセスとして考えられているのが、新交通システム。延長は相鉄の瀬谷駅から北に2.8キロ。複線で、瀬谷駅と上瀬谷駅の2駅のみつくられます。途中駅はありません。上瀬谷駅の先には車両基地がつくられます。将来的には若葉台を通って横浜線の十日市場駅か長津田駅まで延伸する構想です。
花博等へのアクセスとしてつくられる新交通システムは、横浜の海のほうで走っているシーサイドラインのシステムをそのまま使います。運営会社もシーサイドラインと同じ、横浜シーサイドラインが行います。花博が開催される7年後までにつくらないといけないので、シーサイドラインのシステムをそのまま持ってきて、運営も横浜シーサイドラインに委ねるのでしょう。
(追記)
相模鉄道瀬谷駅と米軍上瀬谷通信施設跡を結ぶ「上瀬谷ライン」は、瀬谷駅付近が地下、上瀬谷駅付近や車両基地が地上につくられます。瀬谷駅は2面1線、上瀬谷駅は2面3線です。新交通としては長い8両編成を計画していて、将来の延伸の可能性を思わせます。運行間隔は日中で6~8分とのことです。事業費は約700億円です。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/kamiseyaline/、https://tabiris.com/archives/kamiseya202007/、https://tabiris.com/archives/kamiseya20200721/、横浜市ホームページ https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/hozentorikumi/assessment/shinaijigyou/89-mokuji/89-hairyo.files/89-hairyo-01.pdf)
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