沿線市町村が弘南鉄道弘南線の支援策を協議?
弘南鉄道には弘前と黒石を結ぶ弘南線と、大鰐と中央弘前を結ぶ大鰐線の2つの路線があります。大鰐線には一時廃止の話がありましたが、弘南線も芳しくないようです。
弘南線は2018年度に赤字が大幅に拡大しました。2019年10月のダイヤ改正で減便を行ったのはその現れでしょうが、地元自治体も運行維持のための支援策を考えているようです。この辺りの中心都市の弘前市が2019年12月に、ほかの沿線市町村と共同で運行維持の支援をすることを検討していることを明らかにしました。2020年度の予算に組み込むことを考えています。
すでに弘前市は大鰐線について存続のための支援を行っていて、弘南線についても支援を行うことになります。何もしないと廃線になってしまってもおかしくはないので、存続のためには地元の支援が必須と言えるでしょう。
(追記)
弘前市など弘南鉄道の沿線5市町村は、弘南鉄道の2019年度、2020年度の経常赤字(ちなみに、2019年度の弘南鉄道の赤字見込額5920万円です)を全額補填する方針です。各市町村にある駅の利用者数割合に応じて負担する方針で、2019年度の赤字は2020年度に、2020年度の赤字は2021年度に補填します。沿線の中心都市である弘前市が2/3ぐらいを負担するようです。
(参考:Web東奥 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/287533、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASN256VCXN25UBNB00G.html?pn=4)
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