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樽見鉄道、増便のダイヤ改正で通勤客2割増える

 樽見鉄道は大垣と樽見とを結ぶ34.5キロの第三セクター鉄道。従業員は31人で、保有している車両は6両しかありません。2018年度の輸送人員は約64万人です。輸送人員の半分以上は通勤、通学の定期利用者ですが、終点近くに薄墨桜という観光資源があるため、収入で考えると約62%が定期外利用者からのものです。

 その樽見鉄道ですが、2019年4月のダイヤ改正で、夕方以降の便を増やしました。利用者からの要望に応えたもので、上下各3便、合計6便を増やしました。増便すると列車の燃料や人件費も増加するため、リスクがあります。しかし、赤字を減らすために本数を減らすと乗客も減って赤字が増えるため、リスクを覚悟で増やすことにしたのです。その結果、どうなったのでしょうか?

 2019年4月~12月の状況を前年と比較すると、通勤定期は約21%も増えました。少子化で通学定期は減ると見込まれていましたが、約1%しか減りませんでした。収入ベースでは通勤が約17%増、全体でも約5%増えました。沿線の商業施設「モレラ岐阜」の従業員や客のほか、名古屋からもそれほど遠くないことから住宅の整備が進んでいることも原因とされています。

 もっとも、これで万々歳というわけではありません。道路の整備が進めば鉄道の利用者が減ります。しかし樽見鉄道は利便性を向上させたら利用が増える余地はあるとみています。日常の利用者を地道に増やすことこそが公共交通機関として大事なことと考えています。そこで2020年度から、格安の通学定期を発売します。3か月定期を4回買うより2割以上安いです。樽見鉄道はこういう取り組みをすることによって地元に必要な公共交通機関としての地位を確立したいと考えています。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASN2703GZN25OHGB012.html?pn=4)

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