長野電鉄に03系
長野電鉄は3500系、3600系に代えて、新しい通勤型車両を走らせます。
約11年ぶりのその新しい通勤型車両は3000系。元東京メトロ日比谷線03系車両を改造したものです。3500系や3600系も元東京メトロ日比谷線の車両だったので、日比谷線の車両で日比谷線の車両を置き換えることになります。2022年までに置き換えられます。
それでは、3000系車両にはどういう特徴があるのでしょうか? 3000系は長野電鉄初の交流モーターによるインバータ制御の車両で、電力消費量の削減につながる、環境に優しい省エネルギー車です。3500系や3600系より客室の冷房能力の向上が図られ、快適な車両になります。
3000系は2020年に2編成6両を導入します。車両の前方に長野電鉄のカラーの赤帯を飾り、駅で客がドアを開閉することができるようにボタンを設置するなどの改造をしてから、ゴールデンウィークに営業を開始する予定です(その後、新型コロナウイルスの影響でゴールデンウィークの営業開始は延期されました)。3000系はその後も増備を続け、2022年までに合計5編成を導入します。8億円強かかります。
(追記1)
3000系は長野電鉄創立100周年となる5月30日に、運行を開始しました。当日は長野-須坂間を1往復しただけで、またしばらくの間は新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に運行しません。
(追記2)
新型通勤車両3000系は、6月22日から運行を再開しています。
(参考:長野電鉄ホームページ https://www.nagaden-net.co.jp/news/2020/01/post-244.php、https://www.nagaden-net.co.jp/news/2020/05/20200530-100th.php、https://www.nagaden-net.co.jp/news/2020/06/3000.php、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55048330Q0A130C2L31000/、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2020/04/15/333631.html、47NEWS https://www.47news.jp/4779305.html)
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