JR北海道、本社ビル横の自社ビル建設を断念
JR北海道の本社は札幌駅の一つ西、桑園駅の北側にあります。その隣は時間貸し駐車場になっていますが、JR北海道はそこに自社の業務用ビルを建てる計画でした。鉄筋コンクリート10階建て、延べ床面積約1.2万平方メートルの規模で、2022年度に完成させる予定でした。ところがこの自社ビルの建設を断念したのです。JR北海道は経営再建中であるにもかかわらず、数十億円もかけてビルをつくるのが非難されたのです。
よく分からない話です。ビルを建てても使われず、投資に見合った回収がないのなら分かりますが、参考にした記事を見る限り、そのような書きぶりではありません。JR北海道は札幌駅近くに自社物件か賃貸か分かりませんがビルがあり、桑園駅の北側にビルを建てることによってそれを売却するか賃貸に出すか、あるいは家賃を節約することができます。今使っているビルは札幌駅の近くなので、新しいビルのほうがひと駅離れている分だけ安くなるのでしょう。
経済的な合理性に基づく判断なら理解できますが、ただ単にお金を出してビルを建てること自体に反対しているようにも読み取れます。JR北海道が儲かれば、赤字の鉄道にも投資するお金を生み出せます。それをさせようとしないのは、誰も得しない話です。
(参考:北海道新聞ホームページ www.hokkaido-np.co.jp/article/388468)
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