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JR四国、国交相から経営改善を求められる

 JRの中で一番規模が小さいのはJR四国。高速輸送ができる新幹線も、通勤輸送で多くの人が使ってくれそうな大都市もありません。

 そんなJR四国ですが、31日、国交省から経営改善を求められました。JR四国は2011年度に策定した10年間の経営計画で、最終年度の2020年度において3億円の経常利益をあげることを目標にしていました。しかし、2020年度においても12億円の赤字となる見込みとなりましたので、国交省はJR四国に経営改善を求めることにしたのです。

 とは言っても、JR四国が目標を達成できなかったのは経営が悪かったわけではなく、構造的な問題なのです。幹線鉄道の改良がなされず、高速道路ばかりができる現状では、鉄道の利用が減るのは当然のことです。抜本的な改善策が取れない以上、JR四国ができる対策と言えば、利用者の少ない路線の廃線や減便しかありません。ワンマン運転や無人駅化はかなり進んでいて、コスト削減を行うには廃止するか、減便するしかありません。

 こうなると廃止されそうな路線がいくつか浮かびますが、鉄道に対する支援の少なさを考えると、そうなっても仕方がないところもあります。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200331/8030006337.html)

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Comments

国土交通省は会社から出てきた数字(書類)だけを見ているためにこのような対応しているのではないかと思います。

日本の交通について局所的ではなく一段階上からの視点で考える必要があるのではないのでしょうか。
(例:道路整備と鉄道維持の関係)

民間会社としての経営姿勢は他のJRに劣らず、むしろ(切符の収集姿勢からみても)積極的な所が見られるのですが、残念なことにその点については考慮されていないように見えます。

Posted by: リリィ | 2020.05.02 09:25 PM

 リリィさん、おはようございます。

* 日本の交通について局所的ではなく

 鉄道に対して積極的な投資をせず、高速道路ばかりがつくられたならば、鉄道会社が苦しむのは当然のことです。

 JR四国を救いたければ、四国新幹線をつくり、高松近郊と特急が走る主要路線以外を全て切り離すぐらいのことをしなければなりません。

Posted by: たべちゃん | 2020.05.03 06:55 AM

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