西鉄バス、運転士不足で大幅減便
西鉄バスは運転士不足を理由に、2020年3月のダイヤ改正でも減便を行います。深夜バスを廃止するなどで労働時間を減らし、施設を改善することにより職場環境を向上させ、養成運転士制度を導入することにより新卒採用の強化を行っていますが、それでもグループ全体で約110人の運転士が不足しています(グループの運転士は約4000人です)。
今回減便の対象になるのは、(1)比較的運行本数が多く、減便しても利便性の低下が限定的な都心部の路線 (2)ほかのバス路線や鉄道などほかの交通手段で代替可能な路線の縮小や減便 です。合計45路線が対象となります。この数字は一般路線バスの走行キロの約2%に当たり、40人分の不足の解消と労働負荷の軽減に資することになります(ただこれでも運転士不足は完全には解消できず、休日出勤でしのぐ状態が続きます)。地区別に内訳を見ると、3月21日に改正を行う福岡地区が22路線で約2%、3月14日に改正を行う北九州地区が18路線で約5%、同じく3月21日に改正を行う久留米地区が4路線で約1%です。また、同じく3月14日には高速バスの福岡-北九州線のうち、「なかま号」系統を廃止します。福岡-北九州線が運行しなくなる引野口-香月営業所間については、一般路線バスで補完します。
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.co.jp/release/2019/19_157.pdf、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/587089/)
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