東海道新幹線のテロップニュース3月13日で終了、遅れていても「エクスプレス予約」ができる
東海道新幹線に関する話題を2つ。
東海道新幹線に乗っていると、車内のテロップでニュースが流れます。短い文字数(見出しは10文字以内、本文は48文字以内)で的確に内容を伝えます。1985年から行われてきたサービスですが、「Shinkansen Free Wi-Fi」の整備が3月30日で完了します(川内-鹿児島中央間の一部区間などは2020年夏までに整備します)。東海道・山陽・九州新幹線の全ての列車で、乗客の持っているスマホ等でニュース等を見ることができるようになることから、JR東海は、35年続いた車内テロップでのニュース提供を3月13日で終了させることとなりました(山陽新幹線や九州新幹線、JR東日本の新幹線では継続します)。今後テロップでは、日本語及び英語による新幹線の利用案内を充実させるということです。また、JR東海では、東海道新幹線全17駅の改札口やコンコース待合室付近で、無料Wi-Fiが使えます。「のぞみ」停車駅と訪日外国人の利用が多い小田原においては、3月末までに駅のホーム上にもアクセスポイントを設置します。
話は変わりまして、「エクスプレス予約」について。2021年春に、サービスの拡充を行います。まず、チケットレス乗車には交通系ICカードが必要ですが、訪日外国人の大半は持っていません。そこで以前にも記事にしましたが、2021年春からQRコードによる乗車サービスを始めることにしました。スマホにQRコードを表示させることによって、交通系ICカードがなくてもチケットレス乗車ができるのです。今は訪日外国人だけの話ですが、リニアでは100%チケットレスにする方針です。そのための予行演習でしょうか? また現在、「エクスプレス予約」で複数人で乗車するときは、駅で全員分の切符に引き換えてから乗車する必要がありました。しかし、2021年春からは全員がそれぞれの交通系ICカードで乗車することができるようになります。切符への引き換えは要りません。
遅れることがほとんどない東海道新幹線ですが、遅れるときはあります。しかし、現状では遅れている列車の予約はできません。ところが2021年春から、遅れている列車についても新規予約や、ほかの列車からの変更ができるようになります(試行はすでにやっています)。また、「EXアプリ」で予約した場合で、予約した列車が概ね10分以上遅れると見込まれるときには、乗車駅の予定発車時刻の1時間ほど前に、通知します。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040234.pdf、https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040231.pdf、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASN353TFPN2WUTIL03M.html?pn=9)
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