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神戸市交通局の利用促進策は失敗?

 北神急行は6月に神戸市営地下鉄となって、値下げされます。

 しかし、単に値下げしただけでは、意味がありません。利用者を増やさないといけないのです。そこで神戸市交通局が目を付けたのは、ほぼ北神急行に並行して走る、市バス64系統の減便。三宮と神戸市北区の住宅地、神戸北町とを直結する路線で、所要時間は約30分、運賃は500円です。1日約9000人が利用しています。代わりに谷上と神戸北町を結ぶ市バス62系統を新設し、谷上で地下鉄に乗り継ぐことができるようにします。地下鉄と市バス62系統を乗り継いでも、所要時間も運賃も市バス64系統と同等で、定期券には乗り継ぎ割引などを設けます。この施策により、マイカーを含めて1日約2000人が地下鉄に移行すると考えられていました。

 これに地元住民が反対しています。谷上駅前が慢性的に混雑していて時間が読めず、乗り継ぎの手間がかかるというのです。結局神戸市交通局は62系統の運行本数を大幅に減らし、64系統をほぼ維持することにしました。減るのは昼間の数便だけで、ラッシュ時は現状維持です。この変更によって、地下鉄に移行すると見込まれる人数は、2000人から800人に大幅に減ることになりました(もっとも、2000人とか800人とかいった人数は、調査に基づいたものではないので、根拠は薄いとされています)。もしこのまま40年推移するならば、約20億円の減収になるとされています。

 谷上駅前の道路事情は改善しなければいけないことかもしれませんが、長距離のバスを鉄道に置き換え、バスは駅からのフィーダー輸送に専念させることを避けることはできません。運転士不足で減便するバス会社が見られる中、よく並行路線のバス路線を維持できるものです。特に朝夕のラッシュ時こそ、直通の64系統を減らして谷上への62系統を増やさないといけないでしょう。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202002/0013132580.shtml)

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