西鉄、新型コロナウイルスの影響で休日に大幅減便
西鉄は4月18日から5月6日の休日について、全線で大幅に本数を減らした特別(減便)ダイヤにて運行します(平日については変わりません)。
どのようになったのでしょうか? ターミナルの西鉄福岡(天神)の発車時刻で比較をしてみます。まず、始発が遅くなり、最終が早くなります。通常の休日ダイヤだと、始発は5:16発の普通大牟田行き、最終は23:48発の普通筑紫行き(大牟田行きの最終は23:00発の急行)ですが、特別(減便)ダイヤだと始発は6:10発の普通大牟田行き(その後、6:23に急行大牟田行きが出ます)、最終は22:21発の普通筑紫行き(大牟田行きの最終は21:00発の急行)となっています。
また、特急の運行はなくなり、急行と普通だけになります。本数も思いっきり減ります。通常の休日ダイヤだと、日中は大牟田行きの特急が毎時2本、花畑行きの急行が毎時2本、西鉄小郡行きの急行(筑紫から先は普通)が毎時2本、大善寺行きの普通が毎時2本、筑紫行きの普通が毎時2本、西鉄二日市行き(一部は太宰府行き)の普通が毎時2本です。それが特別(減便)ダイヤでは、日中は大牟田行きの急行が毎時1本、花畑行きの急行が毎時1本、花畑行きの普通が毎時1本、筑紫行きの普通が毎時1本にまで減ってしまいます。また、急行の所要時間は結構延びていて、西鉄天神から大牟田まで88分もかかっています。詳しいことはわかりませんが、駅の停車時間を長くして、換気のための時間を取っている可能性もあります。
貝塚線は日中の減便のみ行います。15分間隔だったのが30分間隔になります。始発と最終については休日と変わらず、朝のラッシュ時も減便を行いません。
それにしても思い切った減便です。西鉄は11日、12日の乗客が前年同期比で75%も減っています。平日は仕事でどうしても行かなければいけない人がいますから減便は難しいですが、仕事に行く人が少ない休日なら何とかなります。わざと不便なダイヤにすることによって、外出を控えるというアナウンス効果もあるでしょう。
(追記)
緊急事態宣言の解除に伴い、休日に行ってきた特別(減便)ダイヤは終了し、5月16日からは通常の休日ダイヤになります。
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.jp/corona4/、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58089210V10C20A4LX0000/)
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