エレベータ付きバスに車椅子を乗せると、6~8分遅れる
溝の口駅と新横浜駅を直結する、東急のバスがあります。4年前に乗ったことがあります。
この溝の口駅-新横浜駅直行バスですが、エレベータ付きバスを1台導入し、4月6日に運行開始しました。このエレベータ付きのバスの特徴は、車椅子を利用している人が乗ることができるということ。車椅子専用スペースが1台あり、車椅子に乗ったままで、バスに乗ることができます。
ただ、このエレベータ付きバス、困ったことがあります。車椅子の人の乗り降りに時間がかかりすぎるのです。その時間は6~8分、始発や終着の停留所ならギリギリに到着しない限り問題はないのですが、途中の停留所(4か所)でも利用できます。この途中の停留所で利用する人がいれば、確実にバスは遅れてしまいます。車椅子の人でも乗り降りにそれほど時間がかからないバスができるまでの間は、車椅子での乗降を始発と終着の停留所に限ったほうが良さそうです。
(参考:東急バスホームページ https://www.tokyubus.co.jp/news/002193.html、https://www.tokyubus.co.jp/news/d9c1718bcbd1012929ceb4dd503b4ab83534b875.pdf、カナロコ https://www.kanaloco.jp/article/entry-321489.html)
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Comments
私は障害者の利用を制限するのではなく、別のやり方でダイヤの遅れをカバーする仕組みを作る事が必要なのではないかと考えています。
車椅子の利用者のバスの乗降についてはエレベータ付きのバスの配備、利用がベストだとは思います(障害を持つ皆さんも、障害体験をされた事のあるみなさんも同意見だと思います)。
しかし、設備側だけに頼るのでは時間と費用がかかるのが事実です。そこで、健常者の方々(乗務員のみならず乗客にも)に乗降の手伝いをお願いする仕組みを作ってみてはどうかと思います。
設備だけではなく人の力も必要になるでしょう。
バス会社によっては設備投資費用の捻出が難しい所もあるからです。
バス会社だけではなく、国、各々の自治体でもアイデアを出しあって、障害を持つみなさんも利用しやすいバス路線を作り出す工夫がこれからの社会には必要になると思います。
利用制限ではなく、どうしたら利用できるのかを考え続けることが大切だと私は思います。
Posted by: 小春 | 2020.04.27 08:03 PM
小春さん、おはようございます。
* 私は障害者の利用を制限するのではなく、別のやり方で
技術の開発が進み、時間のロスなく車椅子の人を乗せることができればいいのですが、今の状態ではそこまで至っていません。一時的な措置としてはやむを得ないでしょう。
* しかし、設備側だけに頼るのでは時間と費用がかかるのが
そもそも、公共交通にお金を出し渋る日本で、誰がその費用を出すのでしょうか? 場合によっては、コストのかかる鉄道やバスではなく、タクシーで対応させるのもありでしょう。きめ細かな輸送ができます。
Posted by: たべちゃん | 2020.04.28 07:00 AM
途中の停留所で車イスによる乗降によりバスが遅れても、文句言う人は少ないはず。
鉄道と違いバスは、そういう要因が例えなくても、遅れることは多々ある。一応は、ダイヤはあるが、その時刻はおよその時間でしかない。
(場合によっては、渋滞なとで10分~20分遅れる場合もある。)
障がい者の乗降を規制すると、差別といって問題化するのは目に見えている。
Posted by: たかちゃん | 2020.04.28 07:22 AM
たかちゃんさん、こんばんは。
* 途中の停留所で車イスによる乗降によりバスが遅れても、
バスもダイヤに従って走っているのですから、定時で走るのが望ましいです。長距離の高速バスならある程度の遅れを見込みますが、鉄道へのアクセスに使う短距離のバスなら6~8分の遅れは大きいです。
* 障がい者の乗降を規制すると、
そうなると、現状ではエレベータ付きのバスは、ノンストップの系統でないと使えないです。場合によっては道路上のバス停で数分停まり続けるということもあり得ますから。
Posted by: たべちゃん | 2020.04.28 09:26 PM