茶内や落石でも駅弁
新型コロナウイルスの影響で今後どうなるかはわかりませんが、2020年度の花咲線(根室線釧路-根室間)の取り組みについて紹介したいと思います。
花咲線利用促進の取り組み「いつもの列車で観光気分花咲線の新しい楽しみ方」は2018年6月1日に開始しました。この取り組みですが、2020年度からは名前を「いつもの列車で観光気分 花咲線のあじわい方」と変え、地元の弁当や沿線の絶景など、花咲線の魅力を味わってもらえるようにします。
まず、弁当については、これまでの厚岸、東根室、根室に加えて、茶内や落石でも販売を行います。茶内の弁当は、「浜中の時弁」。脂の乗った時鮭を一番だしで炊いた御飯に北海道産のイクラを載せた炊き込み御飯がメインです。おかずは地元産昆布ザンギ、だし巻き卵、季節の青味(菜の花)があります。販売する列車は、根室行き、釧路行きともに茶内12:18、14:44発の便。税込1300円で、販売元のHAMALABOに利用前日の午前中までに注文します。落石の弁当は、「たこ飯弁当」。落石地区の歯ごたえの良いヤナギダコをふんだんに使っています。販売する列車は、根室行きが落石10:28、13:04発、釧路行きが落石11:24、13:54発の便。税込1000円で、販売元の海鮮工房 霧娘<きりっこ>(落石漁協女性部の有志が運営しています)に利用前日の午前中までに注文します。
釧路8:18発の根室行き、根室8:24発の釧路行きでは、絶景を味わうことができるように、3か所で時速30キロに減速運転をします。減速区間は(1)門静-厚岸間の厚岸湾の大パノラマ (2)厚岸-糸魚沢間の別寒辺牛湿原(ラムサール条約登録湿地) (3)別当賀-落石駅の落石海岸(鉄道ならではの絶景) です。自分のスマホやタブレットで無料アプリをダウンロードし、GPSで位置を認識して見どころの概要を音声で自動的に案内する取り組みも引き続き行います。ガイド地点は上下とも7地点、2020年度からは車窓から見える景色をより味わうことができるようにガイド内容を一部変更しました。
「ルパン三世ラッピングトレイン」の運転を2021年3月まで延長します。ラッピングを継続するのはキハ54型1両で、主に釧路-根室間を走り、定期列車として運転します。運用は日によって変わります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200406_KU_hanasakisenn.pdf)
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