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札沼線、最終運行の前倒しを検討&石狩当別に駅弁

 5月6日の運行をもって廃止となる、札沼線北海道医療大学-新十津川間。以前にも記事にしたとおり、5月2日から6日の間は列車の混雑を緩和するため、石狩当別-新十津川間は全車指定席という異例の事態になっています(ただし、指定席の発売はまだなされていません)。

 ところが、どこでもそうですが、廃止直前だと全国から鉄道ファンが集結します。全国からやって来ますから、新型コロナウイルス感染のリスクは高まります。そこで、JR北海道は最終運行を前倒しすることを考えているようです。

 前倒しの案は2つあります。まずひとつは、5月2日から5日までは計画通り全車指定席の列車を走らせ、最終日の6日は沿線の4町の住民だけが乗ることができるようにする案。そしてもうひとつは、通常運行は4月24日までとし、4月25日以降は4町の住民だけが乗ることができるようにする案です。どちらにしても並行して代替バスは走っているので、鉄道に乗ることができなくても足は確保されています。JR北海道はすでにこの2案を沿線の4町に伝えていて、感染の状況を踏まえて最終的な判断を下すようです。

 廃止直前になるとどうしても鉄道ファンが増えて、とても廃止される路線とは思えないような混雑状況が出てきます。それを思えば、地元住民だけに限定するというのは悪い話ではないかもしれません。

 さて話は変わりますが、戦前から戦後すぐにかけて、石狩当別でも駅弁を売っていました。当別町内の飲食業、田西会館がホームで立ち売りをしていたのです。4月4日、その田西会館の駅弁が約70年ぶりに復活しました。

 復活する駅弁は、幕の内弁当と豚丼の2種類。当別町の米や豚肉を使っています。どちらも1個1000円で、1日20個ずつの限定商品です。発売は新十津川行きの出る3番ホームで、7:00から7:45の間、行います。1日1本の新十津川行きに合わせた時間帯となっています。発売日は当面は週末のみですが、4月29日からは毎日販売する予定です。

(追記)
 結局、札沼線北海道医療大学以北において、定期列車の最終運行は4月24日に繰り上げられました。これに伴い、新十津川行き列車について、車両を増やします。4月14日から17日までが2両編成、4月18日から24日までが4両編成です。

 その後、沿線4町だけの「ラストラン運行」を4月27日に行います。
(参考:北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/411046、Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200411-00010000-doshin-hok、JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200415_KO_SassyouLine.pdf)

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