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長良川鉄道ではQRコードで運賃を払うことができる

 街中では、QRコードで代金を支払うことができる店が増えています。店頭に掲示されたQRコードを手持ちのスマホで読み取り、支払金額を店員に確認してもらって、事前にチャージしておいた金額から引き落とします。QRコードはICカードに比べて処理速度が遅いものの、導入費用や決済システム手数料が無料、もしくは極めて安いことがメリットです。クレジットカードやICカードだと専用端末が必要で(QRコードだと加盟店の売上管理ツールにアクセスできるパソコンがあればいいです)、決済手数料も異様に高いですが、QRコードなら中小の事業者でも簡単に導入することができます。

 そのQRコード決済を使っている鉄道会社があります。ワンマン列車の運賃支払いにも使うことができるのは、長良川鉄道。2019年7月にそのサービスが始まりました。保有する11両にそれぞれ別のQRコードを取り付け(店舗が11あるとみなしています)、車内数か所に掲示しておきます。切符を持たずに乗車するときには従来通り整理券を取ってもらいます。下車するときには運賃表を確認してもらい、QRコードを読み込ませ、運賃額を「PayPay」のアプリに打ち込ませ、整理券とともに運転士に呈示してもらいます。運転士はそれを確認すればよく、おつりの準備や現金の管理が不要になります。もちろん、従来通り、現金での支払いもできますので、スマホがなくても乗車はできます。

 ICカードが普及しているJRや大手私鉄ではICカードをメインにしたほうがいいでしょうが(JR東日本では、「Suica」が導入されていないところでも、車掌が乗っていれば、「Suica」で切符を購入することができるようです)、そういうところでもQRコードの導入の余地があります。長距離の切符にQRコードを印刷するのです。こうすれば、自動改札機から複雑な情報読み取り部をなくすことができ、コストダウンにつなげることができます。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20200302-nagarapaypay/

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Comments

私の住んでいる十勝では、十勝バスや北海道拓殖バスの路線バス・空港連絡バス(とかち帯広空港)・都市間バスノースライナー(帯広〜旭川)・都市間バススイーツライナー(帯広〜たんちょう釧路空港)で、4月からPayPay・アリペイ(QRコード)が使えるようになりました。バス1台毎のQRコード、整理券を取って運賃を確認する流れなどは、長良川鉄道と同じです。
また、十勝バスの一部路線バスではWAONが導入されています。
導入費用の安いこれらの決済端末は、中小の鉄道会社やバス会社でこれからも広がりそうですね。

Posted by: RICOH | 2020.05.24 12:27 PM

 RICOHさん、こんばんは。

* 私の住んでいる十勝では、十勝バスや

 先ほど、十勝バスのホームページを見ました。情報をありがとうございました。

* 導入費用の安いこれらの決済端末は、

 すでにICカードを導入している事業者が近くにいる大都市圏はともかく、地方の中小事業者なら、あり得る選択でしょう。

Posted by: たべちゃん | 2020.05.24 08:37 PM

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