« 5月28日からは「かがやき」全て運休 | Main | 下関総合車両所の115系は2扉が主体、後藤総合車両所に行った「くろしお」を使ったのは1回だけ »

抜海駅の維持費用のほうが、代替バスの費用よりも安い

 宗谷線の終着駅、稚内駅。日本で一番北の駅です。

 その稚内駅なら2駅戻ったところにあるのが、抜海駅。ところがその抜海駅、2021年のダイヤ改正で廃止されるようです。2021年のダイヤ改正ではかなりの駅が廃止になりますが、中には駅の存在そのものが観光資源になるとして存続を決めたところがあります(抜海駅の駅舎は大正時代のもので、映画のロケ地になったこともありますから、観光資源としての資格はあるとも言えます)。それなのになぜ抜海駅は廃止を決めたのでしょうか?

 簡単に言えば、利用者が少ないからです。毎日利用するのは、稚内の中心部にある高校に通う高校生1人だけです。今後増える見込みですが、それでも2021年度は2人、3年後には4人に増えるだけです。少ないことには変わりありません。稚内市は小中学生のために走らせているスクールバスに乗ることを代替案として出しています。

 しかし、行きはそれでいいのですが、帰りはそういうわけにはいきません。小中学生より遅いので、高校生の下校する時間に合わせてもう1便を増やさないといけません。その費用に132万円がかかります。抜海駅の存続のためには、稚内市は除雪などの維持費に年間約125万円を負担しなければなりませんが(意外と安いです)、それよりもお金がかかるのです。稚内市は宗谷線の存続のためには、抜海駅を廃止することもやむを得ないとしています。

 宗谷線は利用者は少ないですが、国境に近く、また鉄道そのものも少ないながらも特急があるため幹線機能があることから、鉄道の存続が求められるところです。その存続のためには、コストの削減が欠かせません。でも、駅の存続にかかる費用がたったの年125万円ならば、それを地元自治体が負担するというのも考えなければいけないのではないでしょうか? 地元負担をひたすら避けていては、ジリ貧になるだけです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASN4Q04HVN4PIIPE032.html?_requesturl=articles%2FASN4Q04HVN4PIIPE032.html&pn=5)

|

« 5月28日からは「かがやき」全て運休 | Main | 下関総合車両所の115系は2扉が主体、後藤総合車両所に行った「くろしお」を使ったのは1回だけ »

鉄道」カテゴリの記事

JR北海道」カテゴリの記事

Comments

自治体が自分達のやり方(自治体運行のバス)に固執するとかえって不便になる例だと思います。

本当の利便性・経済性を考えるなら
JRへの自治体負担はありだと思います。

今回の場合はバス一便よりも除雪費用に投資した方が良いと思います。

実情に応じる柔軟さ、稚内市にはそれが求められていると思います。

Posted by: 小春 | 2020.05.30 06:11 PM

 小春さん、こんばんは。

* 今回の場合はバス一便よりも除雪費用に

 JRにお金を出せば、駅も残り、しかも割安で済むのですから、不思議なものです。

Posted by: たべちゃん | 2020.05.30 09:45 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 5月28日からは「かがやき」全て運休 | Main | 下関総合車両所の115系は2扉が主体、後藤総合車両所に行った「くろしお」を使ったのは1回だけ »