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日田彦山線、東峰村もBRT受け入れへ

 日田彦山線のBRTについての続報です。

 不通となっている日田彦山線添田-夜明間ですが、鉄道として復旧することを諦め、BRTにすることにしました。不通区間にある3市町村のうち、添田町と日田市はBRTを受け入れることにしましたが、東峰村だけは鉄道での復旧を求めていました。ところが、その東峰村もBRTでの復旧を受け入れることにしたのです。

 もっとも、それにより、専用道の区間が伸びるようです。JR九州の案では、彦山-筑前岩屋間(7.9キロ)のみバス専用道にして、残りの添田-彦山間、筑前岩屋-夜明-日田間は一般道を走ります。彦山-筑前岩屋間には分水嶺があり、釈迦岳トンネルという長いトンネルがあります。この長いトンネルを専用道に転用することで、速達性と定時性を確保することができます。一般道を走る区間は速達性と定時性に欠けますが、集落に近いところに停留所を設けることができます。ところが、小川福岡県知事が東峰村に提示した案(元々は自民党福岡県議団の案です)によれば、彦山-筑前岩屋間に加えて、筑前岩屋-宝珠山間も専用道になります。専用道の長さは14.1キロになり、費用もJR九州の10.8億円から倍ほどになります。福岡県はこの増えた分の負担もJR九州に求めます。

 このことによって、速達性と定時性は高まります。しかし、集落の近くに停留所をつくることはできなくなります。JR九州の案では、筑前岩屋-大行司間4.2キロの間に、3か所の停留所を設ける予定でした。集落に近いところにこまめに停留所を設けることができます。しかし、福岡県の案によれば、専用道を通りますので、集落の近くに停留所を設けることができません。都市の近くではないので、一般道を走っても渋滞はなく、信号もあまりないので、専用道をつくらなくても時間のロスはあまりないとも言われています。しかも、新たに専用道になる区間にある大行司は、80段ほどの階段を上り下りしないといけません。JR九州の提案通りに一般道を走れば、そういう階段の上り下りはいらなかったのです。

 ただ、これで話がこじれたら意味がありません。JR九州も、福岡県の案を尊重して検討するとのことです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/hitahikosansen20200519/、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20200602/k00/00m/040/270000c、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/611584/)

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Comments

やっと一歩前進したという感じです。

あとは利便性だと思います。
BRTは日田まで走りますが、日田市内は渋滞しますので通勤通学で急ぐ人に対し、夜明駅でも構内に乗り入れて久大線日田方面の列車と接続を図ってくれたら良いと思います。

あと、福岡県、大分県をはじめとする沿線自治体はBRTになったからといって運営をJR九州に丸投げするのではなく、投資や費用が必要な際は必要に応じて拠出する位の覚悟をもってほしいと思います。

JR九州と福岡県、大分県が協力して沿線住民にも観光客にも利用しやすいBRTを作り上げてほしいです。

Posted by: ゆめ | 2020.06.06 04:53 PM

 ゆめさん、おはようございます。

* やっと一歩前進したという感じです。

 確かにそれは言えます。

* BRTは日田まで走りますが、日田市内は渋滞しますので

 日田市内はそれなりの渋滞対策が求められます。久大線のダイヤによりますが、BRT車両が駅構内に乗り入れるのは検討したほうがよい課題でしょう。

* あと、福岡県、大分県をはじめとする沿線自治体は

 口を出すなら、金も出さないといけません。赤字路線で金を出さなかったら、交通事業者がケチるのを非難することはできません。

Posted by: たべちゃん | 2020.06.07 06:10 AM

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