西牧JR四国新社長、当面は赤字路線の収支改善を急ぐ
JR四国の社長が交代します。
新しい社長に内定しているのは西牧氏。現在、JR四国の専務を務めています。6月26日に行われる株主総会の後の取締役会で正式に社長に就任します。現在の半井JR四国社長は、代表権のある会長になります。
さて、その西牧JR四国新社長は5月22日、高松市内で記者会見を行いました。その記者会見の中で西牧JR四国新社長は、四国新幹線の導入よりも、赤字路線の収支改善を優先させるという考えを明らかにしました。
そもそも四国新幹線と赤字路線の収支改善は時間軸としては別の問題です。新幹線は5年や10年程度ではできません。在来線特急程度のスピードでは車に対抗できません。新幹線は抜本的な経営改善策としては有用ですが(西牧JR四国新社長もそれを認めています)、北陸新幹線や長崎新幹線の目途が立ってからの話です。
それに比べて赤字路線の収支改善は短いスパンで考えないといけない話です。JR四国は新幹線も大都市圏もなく、ドル箱の路線はありません。しかし、予土線のような極めて需要の少ない路線はあります。特に3月以降は新型コロナウイルスの影響で収入が激減しています。どうやってそのような需要の少ない路線を現状にあったものにするかがすぐ解決しなければならない課題です。西牧JR四国新社長はある意味、当たり前のことを言っているだけです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/226d4d88ecaadd6d5844fe7beee8aa08c48f8953)
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