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群馬県BRT構想は消えてしまうのか?

 高崎-館林間約53.7キロをバスで結ぶという野心的な群馬県のBRT構想。停留所は全部で17か所、15~30分間隔で約1時間40分かけて結ぶという野心的な構想でした。しかし、この野心的なBRT構想、消えようとしています。

 そのきっかけは知事の交代。2019年7月の知事選で山本氏が当選しました。元々2019年度の群馬県の予算では、7300万円が計上されていましたが、その一部を使わないままにし、2020年度には予算の計上もしませんでした。

 それはなぜでしょうか? 山本群馬県知事は採算性を気にしています。収支計画は2019年度にまとまったのですが、その採算性が悪かったのです。まず、初期費用としてかかるのがバス18台の車両費7億円と、バスターミナルの整備費10億円など、21億円。運行経費は平日に5279人が使うという見積もりで1日72便を運行するため、年間約3.2億円です。運賃収入は約2.6億円なので、差し引き約6000万円の赤字です。この6000万円を気にしています。

 公共交通機関でこの数字を気にしていては、前に進むわけがありません。JRや東武は黒字路線でごまかしているだけですし、ローカル私鉄は補助金を出して何とかなっているだけです。群馬県は自家用車の保有率が高く、公共交通機関は使われていません。年に1回も公共交通機関を使わない人が6割もいます。便利な公共交通機関の整備が進むと、車に頼らなくて済むようになり、渋滞も減るので、新たに道路をつくる必要がなくなります。道路の建設費が減れば、バスへの補助金以上の節約になります。プロが運転をするので、交通事故も減ります。単に採算性で考えて良いものではありません。

 鉄道並みに速い群馬県のBRT構想だったのですが、このまま消えてしまうのでしょうか? このまま消えてしまってはもったいないです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/gunma-brt202005/)

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