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「ゆふいんの森」は博多-豊後森間で区間運転へ、「かわせみ やませみ」、「いさぶろう」、「しんぺい」は肥薩線を離れる

 令和2年7月豪雨によって大きな被害を受けた久大線についての続報です。

 日田-豊後森間は8月8日から運転を再開する予定です。すでに7月29日からは日田-天ヶ瀬間で代行バスを運転しています。豊後森-向之原間の運転再開時期は未定ですが(庄内-向之原間は8月末運転再開予定ですが、全線復旧は1年以上先になるようです)、豊後森-由布院間でも7月31日から代行バスが走り始めました。8月8日になると、途中で代行バスを使わないといけませんが、久大線を鉄道とバスでつなぐことができます。

 その8月8日からは、「ゆふいんの森」も博多-豊後森間の区間運転ながら、運転を再開します。「ゆふいんの森1号」、「ゆふいんの森2号」、「ゆふいんの森5号」、「ゆふいんの森6号」の2往復のみ運転し(9月23日から25日の間は、車両点検のため、同じダイヤで「ゆふ」を走らせます)、「ゆふいんの森3号」、「ゆふいんの森4号」の1往復は運休します。「ゆふいんの森」には客室乗務員が乗車し、車内販売や車内サービスを行います。そして、「ゆふいんの森」に接続して、豊後森-由布院間ノンストップの代行バスを走らせます(「ゆふいんの森」とは違って、運賃だけで乗車できます)。通常の各駅に停まる代行バスは豊後森-由布院間を1時間17分かけて走りますが、「ゆふいんの森」接続の代行バスは豊後森-由布院間を40分で結びます。高速道路を通るようです。なお、「ゆふ」については、「ゆふ3号」、「ゆふ4号」のみが博多-豊後森間を走り、残る2往復は博多-日田間の運転となります。

 なお、肥薩線を走っていた「かわせみ やませみ」、「いさぶろう」、「しんぺい」は、肥薩線を離れます。「かわせみ やませみ」と「いさぶろう」、「しんぺい」は合体して、4両編成となって門司港-博多間を走ります。博多側が「かわせみ やませみ」、門司港側が「いさぶろう」、「しんぺい」です。8月8日から31日までの毎日と、9月から11月までの休日に1日1往復します。全車指定席で、乗車するには乗車券のほかに指定席特急券が必要となります。なお、「かわせみ やませみ」のベンチシートの発売は行いません。

 車内では、客室乗務員が乗車して車内販売を行います。肥薩線応援企画として、人吉・球磨地区の商品の発売も行います。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/pdf/200729yufumoriuntensaikai.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2020/07/29/200729_unkou_hp.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/29/200729kawayamaisashintokubetuunkou.pdf、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/630268/、大分合同新聞ホームページ https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2020/07/29/JD0059426177)

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1日でJR九州と西鉄の観光列車に乗る旅、三井化学専用線つき

 福岡-大牟田間でライバル関係にあるJR九州と西鉄。その両社と大牟田市が共同でツアーをつくりました。

 このツアーは福岡から日帰りで大牟田に行くもの。9月10日、1日だけの企画です。大牟田への行き帰りは、JR九州の「A列車で行こう」、西鉄の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗ります。西鉄から先に乗るAコースとJR九州から先に乗るBコースの2種類があり(募集人員はそれぞれ52人)、値段は「GO TO トラベル」の対象となるため、東京都在住の人以外は7000円が割り引かれ、18900円となります。

 コースを簡単に見ていきましょう。Aコースは福岡(天神)を11:20に、Bコースは博多を12:15に出ます。大牟田に向かう車内で昼食を食べます。Aコースは車内のピザ釜で焼いた焼きたてのピザなどのオリジナルコース料理、Bコースは大牟田の料亭「新みなと」の特製弁当です。Aコース、Bコースともに大牟田に着くのは13:44です。JR九州も西鉄も駅の場所は同じですので、運が良ければ並走するシーンを見ることができます。かつて石炭の町として栄えた大牟田では、石炭産業科学館や宮原坑(ユネスコ世界文化遺産)を見学します。そして、5月7日に廃止された三井化学専用線の駅と機関庫を見学します。帰りは行きとは違う列車、つまりAコースは「A列車で行こう」、Bコースは「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗ります。どちらも大牟田17:55発なので、並走するかもしれません。車内で夕食になりますが、Aコースは「新みなと」の特製弁当、Bコースはピザなどのオリジナルコース料理になります。Aコースは博多に20:06に、Bコースは福岡(天神)に20:32に着き、解散となります。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/29/200729nishitetsujrkoraboressya.pdf)

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「現美新幹線」は12月まで

 新幹線の車内で芸術作品を鑑賞することができることから、「世界最速の美術館」とも言われてきた、「現美新幹線」。外装を写真家、映画監督である蜷川実花氏が担当し、車内は7人の芸術家が作品や写真を展示しています。休日を中心に上越新幹線越後湯沢-新潟間を1日3往復してきましたが、12月19日が最終運行となります。

 「現美新幹線」の車両はE3系。元々秋田新幹線で走っていた車両ですが、秋田新幹線にE6系を導入したため、改造して2016年4月から新潟で「現美新幹線」として走るようになりました。しかし、この「現美新幹線」も車両の検査期限が来ます。そこで新たな検査をすることなく、廃車になることにしたのです。JR東日本によれば、後継の車両をつくる予定はないとのことです。

 JR東日本は最終運行に向けての企画を計画しているとのことです。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20200727/k00/00m/040/176000c)

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東武、真岡鐵道のSLを7月30日に譲受

 東武が、真岡鐵道で運行していたSL(C11 325)を落札したことは以前にも書きましたが、この度譲渡契約に関する手続きがまとまり、譲受することが決まりました。譲受は7月30日に行われます。

 この譲受が行われることによって、どうなるのでしょうか? 東武は2017年8月からSLの復活運転を行っていますが、SLを複数機確保することによって、検査などがあっても通年で運行することができるようになります。鬼怒川線以外でのイベント運転等も可能になります。C11 325は、2020年12月の運行開始予定です。現在鬼怒川線で走っているC11 207の検査に間に合うのです。

 なお、東武はもう1両SLの譲受を受けています。日本鉄道保存協会から譲り受けたのですが、修繕や新規に部品を作成する箇所が想定よりも多く、また新型コロナウイルスの影響で工事が遅れています。運転開始は当初の予定から1年遅れて2021年冬になります。

 また、C11 325の運行開始に合わせて、JR東日本から譲受したディーゼル機関車、JR北海道から譲受した14系客車1両(スハフ14 501)も運用を開始します。これで2編成での運転が可能となり、1日最大4往復を全てSLで運転することも可能となります(現在は新型コロナウイルスの影響で2往復にしています)。下今市のSL機関庫もSL2両に対応できるように改修しました。機関庫の側面はガラス張りなので、SLが運転されていない日も外から点検や整備の様子を見ることができます。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/sl/data/pdf/news_20200720.pdf)

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「近鉄1dayおでかけきっぷ」で奈良以西1000円、三重以東1500円

 新型コロナウイルスの感染者数が再び増えている中、長距離の移動は避ける傾向にあります。そこで近鉄は、近距離の利用でもお得な、「近鉄1dayおでかけきっぷ」を期間限定で発売しています。

 「近鉄1dayおでかけきっぷ」は2種類あります。ひとつは三本松以西が1日乗り放題の大阪・奈良・京都版、もうひとつは赤目口以東が1日乗り放題の愛知・三重版です。どちらも7月27日から9月29日まで発売していて、有効期間は8月1日から9月30日までの1日限り有効です。大阪・奈良・京都版は大阪府、京都府、奈良県内の近鉄主要駅で、愛知・三重版は愛知県、三重県内の近鉄主要駅で発売していますが、乗車日の1か月前から前日までに購入する必要があります。

 値段は大阪・奈良・京都版が1000円、愛知・三重版が1500円です(子供は半額)。特急に乗れば特急料金を別途支払わないといけないですが、それでもかなり安いです。大阪難波-近鉄奈良間の運賃は570円、近鉄名古屋-津間の運賃は1020円なので、これらの区間を単純に往復するだけでも元が取れます。かなりお得な切符です。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/onedayticket.pdf)

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小田急の赤い1000形が東京都内でも走る

 小田急の特急以外の車両はシルバー(もしくは白)をベースに青の帯を巻いています。しかし、ごく一部の車両は赤く塗られています。4両編成の1000形で、2009年3月から主に箱根登山鉄道(小田原-箱根湯本間)に乗り入れる車両として使っています。

 さて、2019年の台風で長い間不通となっていた箱根登山鉄道ですが、7月23日、ようやく運転を再開しました。この運転再開を記念して、8月1日から31日の間、その赤い1000形を小田急全線で走らせます。定期運行では初めてです。箱根登山鉄道の全線運転再開を沿線の人に知らせるもので、新宿でも見ることができるのです。

 さすがに4両で東京都内に乗り入れるわけにはいきません。新宿側に4両編成の赤い1000形、小田原側に6両編成のシルバーの1000形、合わせて10両で走ります。4両編成の赤い1000形の車内では、箱根の美しい風景写真を掲出します。二次元バーコードを読み取れば、箱根の四季の風景を動画で楽しむことができます。日中の新宿停車中や走行中には、日ごろ小田原や箱根湯本の停車中に流しているBGMを流します。
(参考:小田急ホームページ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001s930-att/o5oaa1000001s937.pdf)

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N700Sに乗ってきました

 昨日(25日)のことですが、1日にデビューしたばかりのN700Sに乗ってきました。

 

 N700Sの運用は前日の午後にJR東海のホームページで公表される。N700Sは最新型なので、「のぞみ」に起用されることが多いが、25日は「ひかり」や「こだま」にも使われることがわかった。「のぞみ」なら新横浜か京都までノンストップだが、「こだま」なら豊橋まで乗れば試乗には十分だ。時刻表で計画を組む。

 豊橋に行くのに使った切符は「豊橋往復きっぷ」。名古屋-豊橋間の片道運賃が1340円のところ、休日なら1560円で往復することができる(平日は1900円)。千種の券売機で買ったが、クレジットカードは使えず、ICカードで買えたのは意外だった。

 N700Sが使われるのは名古屋16:08発の「こだま736号」。名古屋に出て、新幹線に乗り換える。「豊橋往復きっぷ」で新幹線に乗るには、名古屋で「往復・カルテットきっぷ専用新幹線変更券」を買えば良い。値段はたったの400円(平日は520円)、休日なら合わせて1960円で新幹線に乗ることができる。豊橋-名古屋間の運賃、自由席特急料金の合計は2330円、片道だけ乗っても元が取れる恐ろしい切符だ。

 N700Sがやってきた。新大阪始発で、名古屋で「のぞみ」を待避するために6分停車する。これまでのダイヤパターンでは名古屋で緩急接続するものはなかったように記憶しているが、変わったらしい。新車のN700Sを撮影する者も何人かいて、車内に乗り込んでいった。さて肝心の車内は、大きく変わったことはない。定員を既存の車両と揃えている以上、大きく変えることはできないのだ。ただ、少しずつ改良がなされている。シートの座面がリクライニングすると連動して沈み込むようになり、車内のディスプレイは大きくなった。駅に到着する直前に車内が明るくなるので、寝過ごしも防げそうだ。洗面所は1つ潰して荷物置き場になっている(今はまだ使えない)。N700Sは大量に増備がなされるので、あっという間に底上げがなされるであろう。三河安城で「のぞみ」に2本抜かれるので、そこで降りて、撮影するものもいる。ホームドアがないので、車両の写真も撮りやすい。ここで試乗組の一部は降りる。私は次の豊橋で降りたが、同じ考えの人は何人かいたようだ。私の乗った16号車は空いていたが、後ろのグリーン車や指定席は意外と埋まっていた。

 駅でお土産を買って、帰りは新快速で帰る。8両編成のため最初は空いていたが、途中で増えていき、金山に着くころには座席はかなり埋まってきていた。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20200724-1156238/)

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リニア、静岡県を迂回すると開業が10年遅れる?

 リニアでネックになっているのが、JR東海と静岡県の対立。泥沼化していて、品川-名古屋間の2027年開業は難しくなっています

 この事態を打開するための方策はいくつかあります。まず、開業区間を品川-甲府間にするという方法ですが、これについてはJR東海が反対しています。開業区間が甲府までに留まることにより、新たな施設をつくる必要が出てきます。また、JR東日本の中央線と並行する区間だけができあがるので、JR東日本との調整も求められます。何しろ、甲府から先をどうするかという問題の解決にはなりません。自体の先送りだけです。

 金銭等で補償する方法もあります。すでに大井川から水をもらっている東京電力などから水をもらう方法ですが、第三者(東京電力)を巻き込む上に(JR東海からは言いづらいです)、東京電力のダムが渇水になったらこの方法は使えません。JR東海が金銭で補償する方法、あるいは東海道新幹線に静岡空港駅をつくるという方法もあります。もっとも、静岡空港駅をつくることによって、東海道新幹線の運行頻度や速度に悪影響を与えるようです。

 これなら、思い切ってルートを変更して、静岡県を通らないというのはどうでしょうか? 静岡県との交渉は要らなくなりますが、時間がかかります。環境評価、地層や地盤に関するボーリング調査、用地確保を一からしないといけません。開業が10年遅れるので、JR東海としては考えていません。

 しかし、交渉がどうにもならないのなら、静岡県を避けるということも考えに入れておいたほうが良いでしょう。ルートの問題が解決しても、新たな問題が出てくるかもしれません。リニアを諦めるならともかく、リニアをやりたいのならプランのひとつに入れておいたほうが良いのかもしれません。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61543520V10C20A7L91000/)

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家族でお盆を避けるとお得に

 JR西日本は、家族でお盆を避けて乗るとお得になる、「オフピーク・ファミリーきっぷ(e5489専用)」を発売しています。

 利用期間は8月1日から6日までと、8月24日から31日まで。乗車日の1か月前から7日前までの間発売しますが、「e5489」限定で、「みどりの窓口」では発売しません。2人以上が同一行程で旅行する場合のみ発売し(子供だけの利用はできません)、当然ながら席数限定です。

 さて、値段は大阪市内-博多間の大人が12480円、大阪市内-岡山間の大人が5080円などとなっています。子供はどの区間も3000円(大人が6000円未満のところは2000円)です。大人の安い切符なら「スーパー早特きっぷ」がありますし、子供でも「こだま」でいいのなら1500円均一の「こだま指定席きっぷ」があります。区間にもよりますが、「オフピーク・ファミリーきっぷ」は家族で、しかも急ぎたいときに有効なのです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200706_00_e5489_1.pdf)

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東北新幹線等が半額に

 新型コロナウイルスの影響で、特に新幹線など長距離の需要が落ち込みました。そこでJRグループは共同で、「旅に出よう! 日本を楽しもう!」キャンペーンを行います。

 きっかけになるのが、お得な切符。JR東日本は、自社の全ての列車について、乗車券、特急券がセットで半額になる「お先にトクだ値スペシャル」を発売します。東北、北海道、山形、秋田、上越、北陸と全ての方面の新幹線が対象になるのは、これが初めてです。

 利用期間は8月20日から2021年3月31日まで(北陸新幹線「かがやき」、「はくたか」は8月20日から9月30日まで)、インターネット申込限定で、列車、区間、座席数限定商品です。乗車日の20日前1:40までに申し込む必要があります(発売最終日がメンテナンス日の場合は、21日前23:40まで)。例えば、「はやぶさ」東京-新函館北斗間は大人1人片道11610円、「かがやき」東京-金沢間は大人1人片道7090円 、「あずさ」新宿(都区内)-松本間は大人1人片道通常期3300円になります。北陸新幹線「かがやき」、「はくたか」については、乗車券、特急券がセットで3割引の「お先にトクだ値」もあります。こちらもインターネット申込限定で、列車、区間、座席数限定商品です。乗車日の13日前1:40までに申し込む必要があります(発売最終日がメンテナンス日の場合は、14日前23:40まで)。利用期間は8月20日から2021年3月31日までです。例えば、「かがやき」東京-金沢間は大人1人片道9920円になります。

 JR西日本でも同様の切符が発売されます。「e5489」専用、交通系ICカード併用の「eチケット早特21」、「eチケット早特14」です。「eチケット早特14」は、3月の新幹線eチケットサービス開始に合わせて期間限定で発売していたものの復活です。「eチケット早特21」の利用期間は8月20日から9月30日まで、「かがやき」東京-金沢間は大人1人片道7090円となります。「eチケット早特14」の利用期間は8月20日から2021年3月31日まで、「かがやき」東京-金沢間は大人1人片道9920円となります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/20200707_ho03.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200706_00_e-ticket_1.pdf)

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JR西日本、700系のコンパートメントを活用

 かつて「ひかりレールスター」用としてつくられたJR西日本の700系には、8号車にコンパートメントがありました。向かい合わせに4人で座る個室が4つあったのです。

 このコンパートメント、家族やグループで移動するときは便利ですが、九州新幹線直通用にN700系が投入され、「こだま」がメインとなりました。「こだま」として使われる場合は、コンパートメントのある8号車が自由席ということもあり、コンパートメントは使えないようになっています。

 ところが、コンパートメントは潰されてはいません。そこでJR西日本は、8月6日から11月30日までの間、新大阪-博多間の一部「こだま」(3往復)において、コンパートメントが使えるようにします。新大阪を午前に出る便(新大阪7:39発~10:32発)、博多を午後に出る便(博多13:07発~15:07発)が対象となっています。この3往復の「こだま」については、コンパートメントのある8号車とその隣の7号車を8月6日から指定席に変更します。指定席は4~8号車と5両に増えます。

 コンパートメントは7月22日から発売していますが(8月23日以降の列車は乗車日の1か月前から)、インターネットでの予約が勧められているにもかかわらず、インターネットや「みどりの券売機」で買うことができません。「みどりの窓口」や主な旅行会社でしか買うことができないのです。注意しなければならないポイントです。

(追記)
 反対に、朝夕の時間帯の一部「こだま」は、4号車が指定席から自由席になります。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200721_00_kodama.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200730_00_kodama.pdf)

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京葉臨海鉄道、DD200を導入

 蘇我で分岐して、内房線よりさらに海側を走る京葉臨海鉄道。千葉市、市原市、袖ケ浦市の3市にまたがり、工業地帯の貨物輸送を行っています。

 この京葉臨海鉄道、非電化の鉄道なので、機関車は全てディーゼル機関車です。国鉄のDD13をベースにしているようです。ところが、令和元年度の安全報告書によれば、古くなった機関車を更新するために、新型機関車をつくります。新型機関車は、JR貨物のDD200をそのまま導入するようです。2021年5月に完成する予定です。

 ほかの貨物鉄道も、余裕があるところを中心に機関車の置き換えにDD200を導入するのでしょうか?
(参考:京葉臨海鉄道ホームページ www.rintetu.co.jp/company/img/anzen0v1.pdf)

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近鉄、「楽」をリニューアル

 近鉄の団体列車専用車両、「楽」。黄色と白に塗られています。

 しかし、8月21日に有料試乗会、9月5日に有料撮影会が行われるのですが、そのチラシ(参考にした近鉄のホームページ)に描かれている「楽」の色が違うのです。赤っぽい色(小豆色?)に塗られているのです。リニューアルが行われたようですが、どのようにリニューアルされたのかはわかりません。続報に期待しましょう。

 なお、8月21日の有料試乗会、9月5日の有料撮影会ともに、7月22日からインターネットで受け付けています。有料試乗会は大阪上本町-近鉄名古屋間を片道乗るもので、大阪上本町-近鉄名古屋間の往復乗車券等がついています。大阪上本町発、近鉄名古屋発ともに63人ずつ募集し、値段は大人10520円です。9月5日の有料撮影会は、青山町車庫に集合して撮影するもので、1日3回行われます。100人ずつ募集し、値段は大阪難波からは往復運賃込みで大人10520円、近鉄名古屋からは往復運賃込みで大人11140円となっています(ほかの駅からの設定もあります)。
(参考:近鉄ホームページ https://blog2.kintetsu.co.jp/ekichou/files/200821.pdf)

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「WEST EXPRESS 銀河」は9月11日から運行開始

 117系を改造してつくった話題の列車、「WEST EXPRESS 銀河」。当初は5月8日に運行を開始する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で運行開始を遅らせていました

 この「WEST EXPRESS 銀河」ですが、4か月遅れて、9月11日に京都-出雲市間で運行を開始することとなりました。11月28日までの間、概ね週2往復の割合で運行します。

 「WEST EXPRESS 銀河」は、旅行商品ではなく、「みどりの窓口」でも購入することができるのが売りでしたが、当面の間は万が一感染者が発生した場合でも対応することができるように、日本旅行主催の旅行商品として発売します。旅行商品なら参加者の住所や氏名がわかりますから、感染したときの連絡がしやすいのでしょう。車内では、フリースペースなどにパーテーションを設置し、ソーシャルディスタンスの観点から、定員の6割程度に減らして発売します。途中停車駅などでの地域と連携したおもてなしについては、感染症対策を講じた上で行います。4号車のフリースペースでのイベントは当分の間行いませんが、そのフリースペースを使って、地元の特産品輸送を行います。山陰の特産品を大阪駅などで販売することによって、地域活性化に役立てたいと考えています。

 先ほども書いたように、山陰へのルートは11月までです。12月からは、関西-山陽間を走ります。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/07/page_16365.html、京都新聞ホームページ https://this.kiji.is/658617445381211233?c=648454265403114593)

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「ななつ星in九州」3泊4日コースは東九州の往復

 新型コロナウイルスの影響で3月から運休していた、「ななつ星in九州」。7月14日出発分から運転を再開する予定でしたが、令和2年7月豪雨で1か月ほど遅れて、8月15日出発分から再開することになりました。しかし、これまで3泊4日コース、1泊2日コースともに通っていた久大線は、使えません。そこで一部ルートを変更しての運転再開となります。

 3泊4日コースは2日目から変わります。所定のルートは大分から久大線に入りますが、新しいルートでは別府から専用バスで由布院に行きます。3日目は鹿児島方面に行かず、南宮崎で折り返し、日豊線を引き返します。東九州を往復するコースになるのです。佐伯で22:40ごろから4日目8:20ごろまで長時間停車するのです。4日目は大分、別府、小倉、門司港に停まって、博多に17:15ごろ到着します。

 1泊2日コースも2日目が変わります。所定ルートは夜が明けてから久大線を通り、由布院で折り返すルートでしたが、新しいルートでは鳥栖から鹿児島線(8月3日に長洲-植木間が復旧します)、豊肥線を通り、宮地で折り返して博多に戻ります。博多到着は17:31です。全線復旧した豊肥線が早速活用されるのです。

 この新しいルートでの運行は2021年3月まで行う予定です。なお、詳細な運行時刻、立ち寄り駅での観光プラン、食事については、現在調整中です。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/21/200721nanatuboshi_saisilyuusei.pdf)

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長崎新幹線並行在来線の電化施設撤去費は、佐賀県、長崎県、JR九州で均等負担

 長崎新幹線が開業すると、並行在来線の長崎線肥前山口-諫早間は上下分離方式になります。肥前山口-諫早間の鉄道施設は、佐賀、長崎両県が設立する一般社団法人に無償で譲渡されます。この一般社団法人が施設の維持管理を行い、JR九州は長崎新幹線武雄温泉-長崎間開業後、23年間は列車を運行します。

 今は「かもめ」が頻繁に走るため電化が必要であったこの区間ですが、新幹線開業に伴いローカル需要だけになるので、需要は激減してしまいます。そこで9億円かけて電化施設を撤去して(佐賀県、長崎県、JR九州がそれぞれ1/3ずつ負担します)、ディーゼルカーで対応します。元々は肥前山口-肥前鹿島間も非電化にする予定でしたが、博多からの特急が乗り入れる肥前山口-肥前鹿島間を非電化にすると、ディーゼルカーの特急用車両を新たに用意しなければなりません。このほうが面倒なので、肥前山口-肥前鹿島間は電化のままにすることにしました。これにより年間3000万円の経費が増えますが、これはJR九州が負担します。

 さて、この区間の鉄道施設の維持管理費は、年間2.3億円と見込んでいましたが、人件費や資材費の高騰、保守レベルを上げることなどから6.6億円に膨らむこととなりました。これについては譲渡前にJR九州が設備改良を行うことによって、維持管理費の節減を図ります。しかし、一般社団法人の運営費が別にかかります。運営費は年間1.6億円かかる見込みで、施設の維持管理費と合わせると年間8.2億円がかかります。トンネルや橋梁については設備投資も必要になります。

 しかし、特急がなくなった後の長崎線肥前山口-諫早間を鉄道で維持する必要はあるのでしょうか? 肥前山口-肥前鹿島間はともかく、後の区間はバスで対応すればコストを下げることができます。需要の少ない区間では維持管理費や運営費を減らす最良の方法です。どうしても鉄道で残すならば、今のような特急が走ることを前提とした高いレベルの保守は必要ありません。ローカル線レベルに落として十分です。特急が消えるので、交換設備も大幅に減らすことができます。
(参考:長崎新聞ホームページ https://this.kiji.is/651617169705665633)

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長崎新幹線を全線フル規格でつくるには、7月末が期限

 長崎新幹線は武雄温泉-長崎間のみがフル規格でつくられますが、ほかのどの新幹線ともつながらない、離れ小島の新幹線です。今は乗換の要らない「かもめ」がたくさん走っていますが、新幹線が開業すると少々速くなるものの、途中の武雄温泉での乗り換えが必要となります。

 こんな中途半端な新幹線を最終形とするわけにはいきません。未着工区間の新鳥栖-武雄温泉間を整備し、利便性の高い新幹線をつくりたいところです。ただ、そのためにはお金が必要です。財源の問題です。幸い、ほかにも新幹線を建設する動きがあります。北陸新幹線敦賀-新大阪間です。こちらは2019年度から4年程度環境アセスメントを行い、北陸新幹線金沢-敦賀間が開業すればすぐに着工できるように動いているのです。2023年度に着工できるように、2022年冬の予算編成までに財源を確保する必要があります。それに向かって動いているのです。長崎新幹線もこれに合わせれば、財源の確保はできるのですが、それに間に合わせることができなかったら、独自に財源確保に走らなければならず、財源の確保がさらに難しくなります。苦心して生み出した財源は全て北陸新幹線が持って行ってしまい、長崎新幹線を着工するときにはまた一から考え出さないといけないのですから。そして、国交省によれば、長崎新幹線も2023年度から着工しようと思ったら、8月から環境アセスメントを始めないといけないのです。今月中に佐賀県が環境アセスメントを行うことを受け入れれば、間に合うのです。

 佐賀県とすれば、新幹線がほしいわけでも何でもなく、今でも十分満足しているのです。九州一の大都会、福岡に近いからです。この考えは佐賀県と言うより、福岡のベッドタウンとしての「福岡県佐賀市」としての発想かもしれませんが、この考えを非難することはできても、強制的に変えさせることはできません。国とだらだらと長崎新幹線の話をしても困ることはないのです。

 このままいけば、中途半端な新幹線ができあがってしまいます。採算が取れないのでJR九州は困り、利用者も途中の乗り換えが面倒で車やバスに逃げてしまうことでしょう。しかも、これが永久に続きます。誰も得することのない話です。
(参考:佐賀新聞ホームページ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/548725)

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「ますのすし」の源、炊飯器を入れ替え

 富山の駅弁として有名な源の「ますのすし」、1912年に発売を開始した100年以上の歴史を誇るものですが、更なる改良を目指します。

 今回改良するのは御飯。6月下旬から炊飯器ラインの入替工事を行っていて、7月20日製造分から新しいものになります。炊飯器の寿命は約20年とのことですが、源は平均して15年で最新の炊飯器に取り替えます。炊飯器も古くなると性能が落ちることもあるようです。新しい炊飯器は、有数のメーカーを視察して、寿司飯に必要なお米の「旨み」、「弾力感」、寿司に合った「適度な粘り」などの観点から、一番良いと思われるものを選んでいます。なお、炊飯器ラインの入替工事期間中も、「ますのすし」を販売しています。外部委託業者に委託して炊いた御飯を仕入れています。

 なお、源のホームページには、「ますのすし」に関する面白い記事も載っています。いくつか紹介します。(1)1932年当時、「ますのすし」は1個45銭で販売していました。今のお金にすると1350~1800円ぐらいですので、ほぼ妥当な水準とも言えます。 (2)「ますのすし」の竹は、竹林の周りに無秩序に生えている孟宗竹を使っています。孟宗竹は繁殖力が強く、既存の植生を破壊してしまうので、定期的に伐採して手入れをする必要があるのです。 (3)ぶりを使った「ぶりのすし」は、1957年に開発された源のオリジナル商品です。 (4)発売当初、「ますのすし」はあまり売れず、有名駅弁になったのは戦後の高度経済成長で生活水準が向上してからのことでした。 (5)「ますのすし」に使われているゴムバンドは、寿司の水分量に合わせて適度な押しをかけることができます。また、薄くて丈夫な合板は、水分をうまく逃がすことができます。
(参考:マイナビホームページ https://news.mynavi.jp/article/railwaynews-233/、源ホームページ www.minamoto.co.jp/about)

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富山地鉄の観光列車、運休していた

 富山地方鉄道の観光列車、「アルプスエキスプレス」「ダブルデッカーエキスプレス」。これらの新型コロナウイルスの影響を受けています。

 まず、西武の車両を使った「アルプスエキスプレス」ですが、4月15日から当分の間、観光列車としての運転と座席指定の設定を取りやめています。西武の車両は走っていますが、サービスコーナーのある2号車は連結されていないのです。

 京阪の車両を使った「ダブルデッカーエキスプレス」ですが、こちらも4月15日から当分の間、観光列車としての運転と座席指定の設定を取りやめています。本来3両編成だった「ダブルデッカーエキスプレス」はダブルデッカーの2号車を外し、ほかの列車に混じって走っています。ワンマン運用もなされています。
(参考:富山地鉄ホームページ https://www.chitetsu.co.jp/?page_id=12666、「鉄道ファン」2020年8月号 交友社

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JR九州の豪雨被害と厳しすぎる現状

 JR九州の路線のうち、久大線と肥薩線は令和2年7月豪雨で橋梁が流されるという大きな被害を受けました。

 このうち、久大線については大きな心配をしていません。3年前の豪雨のときでも、1年で橋を架け替えて復旧させました。時間はかかっても、何とかなるでしょう。

 問題は肥薩線。特急が何本かありますが、全て観光用のもので、人吉の人が熊本に向かうことを想定した、ビジネス用のものはありません。ビジネス需要は高速バスや車に完全に負けてしまったのです。かつてはビジネス用の特急もありましたが、2016年3月のダイヤ改正で廃止され(特急用車両はインバウンド需要が伸びている「ゆふ」用に充てられたと言われています)、2017年3月のダイヤ改正で観光特急が走るようになりました。交通の本来の目的である輸送手段の役割を放棄したのです。当然ながら輸送密度も大きく減り(2018年度の八代-人吉間の輸送密度は455人です)、あまりにも需要が少ないことからJR九州に維持させることを押し付けることはできません

 しかも、JR九州御自慢の観光列車も、肥薩線に関しては人気が落ちているようです。かつて嘉例川のブームを巻き起こした「はやとの風」については、休日の乗車率は6割に達していますが、平日は2割台に落ちてしまいました。そのため、2018年3月のダイヤ改正で休日や長期休暇期間中のみの運転となりました。「いさぶろう」、「しんぺい」はさらに悪く、休日でも3~4割、平日は2割を切ります。「いさぶろう」、「しんぺい」はローカル輸送を兼ねているので単純には廃止できませんが(人吉-吉松間で「いさぶろう」、「しんぺい」がなくなると、普通列車1往復しか残りません)、稼ぐために走らせている観光列車としては恥ずかしい数字です。ところで、「いさぶろう」、「しんぺい」に関しては、窓に観光情報が映る試みを行っていましたが、どうなったのでしょうか? ともかく、JR九州には同じような観光列車がたくさんあるので、九州新幹線部分開業時に登場した、古い観光列車である「はやとの風」等は飽きられているのかもしれません。

 それでは新しい部類の「かわせみ やませみ」はどうでしょうか? 参考にした記事によれば木を使って凝った車両になっていますが、別の意味で問題があるというのです。客が普通のリクライニングシートに集中し、テーブルを挟んだボックス席や窓を向いたカウンター席といった特殊な座席は使われていないのです(これらも指定席として発売されています)。水戸岡デザインらしい特殊な座席が、利用者には支持されていないのです。果たして、ほかの日も同じなのかはわかりません。ただ、この観光列車に乗ることが目的の人はともかく、ビジネスや観光地に行くための移動手段として使う人には敬遠されそうな車両なのです。鉄道としての本来の役割を放棄したつけが来ているのかもしれません。
(参考:鉄道ジャーナル」2020年3月号 鉄道ジャーナル社、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/company/info/data/senkubetsu.html

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南海バスの和歌山・なんば-新宿・東京線、運休を継続

 新型コロナウイルスの影響で、高速バスも運休する路線が相次いでいましたが、運行を再開したところが増えてきました。

 南海バスの和歌山・なんば-新宿・東京線も7月21日(和歌山・なんば行きは22日)から運行を再開する予定でした。しかし、南海バスはこの再開を延期し、運休を継続することにしました。

 東京都内の感染者数が増え続けているからでしょうか?
(参考:南海ホームページ https://www.nankaibus.jp/status/)

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平城京跡を横切る近鉄奈良線を移設へ

 近鉄奈良線は平城京跡を横切るように走っています。以前の記事で近鉄奈良線を移設するというがありましたが、どうやら前向きに進むようです。近鉄はこれまで線路移設に反対していましたが、16日に奈良県、奈良市、近鉄は、近鉄奈良線を南側に移設することについて、協議に入ることで合意したのです。

 移設の対象区間は大和西大寺-近鉄奈良間の4.4キロですが、どこに移設するのでしょうか? 奈良県が考えているルートは大宮通りです。朱雀門の南に東西に走る道路ですので、平城京跡からは出ます。複雑な構造になっている大和西大寺を高架化し、近鉄奈良線はすぐ南に進路を変えます。平城京跡までは地上(高架になるのでしょうか?)を走り、平城京跡の東側からは地下になり、近鉄奈良に向かいます。近鉄奈良は元々大宮通りの地下にありますから、近鉄奈良の位置は変わらないと思われます。途中駅は3つできます。西から、朱雀大路(仮称)、新大宮、油阪(仮称)です。油阪はかつて存在していた駅ですが(現:JRとの交点付近にありましたが、近鉄奈良の地下化に伴い廃止されました)、これが復活するかたちになります。

 費用はどうやって賄うのでしょうか? 大和西大寺の連続立体交差事業と公園補償を組み合わせるようです。また、国交省は遮断時間が長い踏切を改良するように求めていますが、大和西大寺-近鉄奈良間には平城京跡にあるものを含めて4か所が指定されています。奈良県、奈良市、近鉄は2020年度中に国に改良計画を出すことを求められています。

 近鉄の求める条件は(1)行政側が費用を全て負担する (2)運行時間など現在のサービス水準を維持する の2つです。線路移設のための用地買収、立ち退き交渉、その補償や線路移設の費用など、事業計画は決まっていません。これから奈良市や近鉄と話し合うので、変更されることもあります。費用の分担も決まっていないので、移設時期は未定です。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61604630W0A710C2LKA000/)

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高山線や飯田線も大きな被害

 令和2年7月豪雨で大きな被害を受けた鉄道はJR九州だけではありません。JR東海も大きな被害を受けたのです。

 まず、高山線は飛騨萩原-高山間が運休となっています。このうち飛騨萩原-飛騨小坂間、渚-高山間は7月16日からバスによる代行輸送を行い、18日からは鉄道での運転を再開します。しかし、残る飛騨小坂-渚間については、国道41号で大きな被災があり、隣接する高山線も被災しました。今のところ運転再開の予定は決まっていません。代行バスも国道が被災した以上、厳しいでしょう。なお、特急については、名古屋-下呂間、高山-猪谷間で本数を減らして運転します。

 飯田線は、小和田-中井侍間で斜面崩壊等があったため、水窪-平岡間で運休しています。運転再開まで約3か月かかる見込みです。特急「ワイドビュー伊那路」は全区間で運休します。

(追記)
 高山線は7月23日から、飛騨小坂-渚間の運転を再開します。特急を含めて、全区間全列車の運転を再開します。通常通りのダイヤです。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040614.pdf、https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040623.pdf、https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040636.pdf)

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JR九州、豪雨で久大線、肥薩線に大きな被害

 令和2年7月豪雨と名付けられた大雨により、JR九州は大きな被害を受けました。

 被害が大きかったのは、久大線と肥薩線。久大線は豊後中村-野矢間の第二野上川橋りょうが流出したほか、橋脚の傾斜、トンネルや線路への土砂流入、盛土流出等の多数の線路災害が発生しました。そのため、日田-向之原間の復旧の見通しは立っていません。特急は「ゆふいんの森」が全区間で運休し、「ゆふ」は博多-日田間での区間運転となっています(一部の便は全区間で運休)。なお、7月14日から由布院-向之原間でバスによる代行輸送を行っています。向之原-大分間は当分の間、本数を減らして運転します。

 肥薩線は鎌瀬-瀬戸石間の球磨川第1橋りょう及び那良口-渡間の第二球磨川橋りょうが流出し、盛土・路盤・道床流出等、多数の線路災害が発生しています。現時点では八代-吉松間の復旧の見通しは立っていません(道路が復旧次第、代行バスを走らせる予定です)。特急や観光列車は「かわせみ やませみ」、「いさぶろう」、「しんぺい」、「SL人吉」が運休しています。

 鹿児島線では熊本地区や鹿児島地区で大規模な土砂流入が発生しました。長洲-植木間、川内-鹿児島中央間で当分の間、運転を見合わせます。長洲-植木間の復旧予定は8月上旬、この区間は利用者が多くバスでは対応できないため、代行輸送は行いませんが、定期券を持っている人については特急券なしで九州新幹線新大牟田-熊本間に乗ることができます。鳥栖-長洲間、植木-八代間は当分の間、本数を減らして運転します。荒尾-長洲間は日中、列車の運行を行いません。

 第三セクター鉄道では、橋梁が流出したくま川鉄道が全線で運休しているほか、肥薩おれんじ鉄道も八代-水俣間で運休しています。

(追記1)
 球磨川第四橋梁が流出し、所有する5両全てが浸水したくま川鉄道は、小型から大型まで10台のバスを集め、20日から平日に限り、高校生の通学用の代替バスを走らせました(土曜は沿線の高校の授業の状況等により、運行を検討します)。高校生が優先ですが、座席に余裕があればそれ以外の人も利用できます。ただ、現金を取り扱わないため、定期券や回数券を持っていることが利用する条件です。

 また、多良木町はくま川鉄道の代替バスが運行されるまでのつなぎとして、高校生を対象にした無料送迎バスの運行を行いました。

(追記2)
 不通となっている久大線日田-向之原間のうち、日田-豊後森間は8月8日、庄内-向之原間は8月末に運転再開予定です。

 鹿児島線については、長洲-植木間が8月3日、串木野-鹿児島中央間が7月27日、川内-串木野間が8月1日に運転再開予定です。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/13/200713reiwa2nen7gatugouuhigaijoukyou.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2020/07/15/200715untenkeikaku_04.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2020/07/14/200715_daikou_press.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2020/07/14/200714_kyuudai_bus_715kara_1.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/21/200721gouuhigai_2.pdf、くま川鉄道ホームページ https://www.kumagawa-rail.com、肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page545.html、熊本日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/655906973628302433?c=92619697908483575、https://this.kiji.is/655597434266780769?c=648454265403114593)

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「GO TO トラベル」は寝台列車でも使える?

 新型コロナウイルスの感染者数が増えている中、この時期に行うのが適当かどうかという話はありますが、4連休の前日となる7月22日から「GO TO トラベル」は始まります。国内旅行を対象に旅行代金の1/2相当額を支援します。そのうち7割は旅行代金の割引に(準備が整うまでの間は旅行後に申請して還付を受けることになります)、3割(1000円未満の端数は四捨五入)は旅行先(旅行先の都道府県とそれに隣接する都道府県)で使うことのできるクーポンになります。旅行中に使うことになります。ただ、クーポンが使えるのは9月以降になるようです。1人1泊当たり2万円が上限ですが(クーポンを含んだ数字です。日帰りは1万円)、利用回数の制限はありません。

 この「GO TO トラベル」の割引を受けようと思ったら、どうすればよいのでしょうか? 旅行会社の窓口で申し込むほか、予約サイトや宿泊施設に直接申し込んでもいいのです。宿泊と交通機関がセットになったプランのほか、宿泊だけでも割引は受けられます(ただし、交通機関は割引の対象外となります)。さらに意外なことに、夜行のフェリーや寝台列車も宿泊に準ずるものとして割引が受けられます。ただ、座席の場合は割引対象ではありませんので、バスは対象にならず、フェリーや寝台列車でも、寝台料金部分が割引になると思われます。日帰り旅行の場合は、往復の移動と現地で消費する食事や観光体験等とのセットプランが対象になります。旅先での食事のほか、温泉やフルーツ狩りでも良いのです。なお、日帰り旅行の場合は旅行代理店(予約サイトを含みます)に申し込む必要があります。

(追記1)
 東京都は感染者数が多いため、「GO TO トラベル」の対象外となりました。東京発着の旅行は対象外となります。

(追記2)
 寝台列車で「GO TO トラベル」の割引を受けるには、パッケージツアー等に組み込む必要があります。駅の「みどりの窓口」で買っても割引にはなりません。なお、夜行フェリーにはそのような制約はないようです。
(参考:観光庁ホームページ https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001351403.pdf、https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001354719.pdf、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASN7J5V2HN7JULFA01Q.html)

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京浜東北線にワンマン対応の新車?

 京浜東北線は大宮と大船とを結ぶ路線で、10両編成の通勤電車がひっきりなしに走る主要路線です。その京浜東北線に、JR東日本はワンマン運転を導入しようと考えています。

 まず、車両を入れ替えます。2024年度を目途に車体側面のカメラで乗り降りを確認することができるようにした新型車両を導入します。運転も楽になり、ボタンを押すだけで停止や速度調整ができる、自動運転装置を付けます。各駅にはホームドアを整備します。JR東日本を含む鉄道会社は人口が減るので従業員の確保が難しいと考えているのです。

 大都市圏でも地下鉄などではワンマン運転を行うところがありますが、JR東日本の都心の路線に限れば、ワンマン運転は初めての事例となります。たくさんの人が利用するということでは地下鉄と同じですが、外を走り踏切もあるJRだと地下鉄より難しそうです。
(参考:東京新聞ホームページ https://www.tokyo-np.co.jp/article/38366)

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しなの鉄道、SR1系の導入規模を縮小か?

 しなの鉄道で老朽化した115系を置き換えるため、4日にデビューした新車のSR1系。2026年度までに52両を導入する予定です。

 ところがしなの鉄道は、新型コロナウイルスの影響で運賃収入が大幅に減っているため(4、5月の運賃収入は前年同期から3億円減りました)、自己資金が減り(6月には運転資金を確保するため、日本政策金融公庫から3億円の融資を受けました)、このまま予定通り導入するのは難しいとのことです。導入数を減らすか、導入する期間を延ばすかを考えているようです。

 SR1系は2019年度に6両を導入していて、2020年度は8両を導入することが決まっています。影響があるとすれば2021年度分からで、2021年度に何両導入するかは秋までに決める予定です。
(参考:
信毎web https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200627/KT200626ATI090020000.php)

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京阪バス、「ステーションループバス」を梅小路へ

 京阪バスは京都駅(ザ・サウザンド キョウト前)と七条京阪前とを結ぶバス、「ステーションループバス」を走らせていますが、7月23日に延伸がなされます。

 延伸されるのは、七条京阪前-梅小路・ホテルエミオン京都間。京都駅(ザ・サウザンド キョウト前)-七条京阪前-梅小路・ホテルエミオン京都間を走ることとなります。京阪沿線から京都鉄道博物館や京都水族館などの施設がある梅小路地区に行きやすくなります。七条京阪前-梅小路・ホテルエミオン京都間の所要時間は13分、7時台から21時台まで15分間隔で走ります。運賃は片道230円ですが、ホテルエミオン京都を利用した人はホテルで割引をもらえば、100円(現金のみ)で利用できます(京阪の七条駅改札内でもらった割引券は、京都駅に向かう場合のみ使えます)。

 なお、延伸がなされる7月23日からの「ステーションループバス」は、京阪とのつながりを連想させるものとなっています。一部のバスは、京阪8000系風のラッピングを施します。車内放送は特急の車内メロディを採用します。京都駅(ザ・サウザンド キョウト前)と梅小路・ホテルエミオン京都の停留所の標識は、京阪の駅名標のデザインとなっています。
(参考:京阪バスホームページ www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2020-07-10_station-loop-bus.pdf)

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「あそぼーい!」にバイオ燃料

 長い間一部区間が不通であった豊肥線ですが、8月8日に全線での運転が再開されます。「あそぼーい!」も熊本-別府間での運行となります。

 その「あそぼーい!」ですが、「あそぼーい!」の車両はディーゼルカーなので、軽油で走ります。ところがJR九州熊本支社は、その「あそぼーい!」をバイオ燃料で走らせます。

 バイオ燃料とは、菜種油や廃食用油などからつくられます。通常使われる軽油に比べて、ぜんそくや酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOx)を1/2から1/3に減らすことができます。

 しかも、その油はみんなから集めます。7月31日まで熊本駅のコンコースの「みどりの窓口」の前に「廃油ステーション」を設け、家庭で出た廃油を集めます。廃油を出すときは、ペットボトルなどのふた付き容器に入れて出します。集められた廃油は軽油と混ぜて、8月8日から1か月程度使います。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2020/07/02/336183.html)

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埼玉県小川町、転入者に「TJライナー」座席指定券を補助

 小川町駅からは、東武東上線の始発列車がたくさん出ています。時間はかかりますが、座っていくことができます。

 その小川町駅がある埼玉県小川町は、人口が減り続けています。ピークの1997年には38500人余りがいましたが、今は3万人を割り込み、29000人台となっています。そこで小川町は転入者を対象に、下り「TJライナー」座席指定券購入費用の一部を補助します。池袋も下りの始発駅ですが、池袋から乗る人が多く、直前では座ることは難しいです。そこで下り限定で補助することにしたと思われます。

 補助の対象は2020年3月1日以降に小川町に転入した人で、次の条件の全てに当てはまる人です。(1)1年以内に小川町に住所がないこと (2)東上線を利用して東京都内等に通勤し、下り「TJライナー」座席指定券に対して通勤手当が支給されていないこと (3)本人や世帯員に小川町の町税の滞納がないこと (4)暴力団員でないこと 小川町に対して交付の申請をし、交付の申請をした日から3年間もらえます。補助額の上限は1か月7500円です。

 小川町駅は池袋駅から「TJライナー」でも1時間かかります。バブルのころはともかく、今だとかなり遠く感じられます。この補助金で人口減少に歯止めをかけることができるのでしょうか?
(参考:小川町ホームページ https://www.town.ogawa.saitama.jp/0000003756.html、https://www.town.ogawa.saitama.jp/cmsfiles/contents/0000000/188/t-jinkou.pdf、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20200607/ddl/k11/010/041000c)

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南海6000系が大井川鐵道に

 南海高野線で50年以上走り続けた6000系。通勤用のステンレスの車両です。さすがに地方の私鉄で使われずに引退すると思っていましたが、新たな活躍の舞台が見つかりました。

 新たな舞台は大井川鐵道。2両はトレーラーで運ばれ、10日に搬入されました。近鉄の2両(吉野線などで使われていた特急要車両)を廃車にして走らせる計画ですが、これから安全装置などの取り付けを行い、2020年度中に走らせます。

(追記)
 南海6000系はデビューから50年以上経っていますが、オールステンレスなのでさびにくいと判断したため、購入することとなりました。塗装の変更は行いません。

 また、大井川鐵道は元「はまなす」の14系客車元「SLやまぐち号」の12系客車を購入していましたが、こちらの運用開始時期は未定とのことです。
(参考:静岡新聞ホームページ https://www.at-s.com/news/article/local/central/785442.html、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/railwaynews-234/)

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阪神神戸三宮に可動式ホーム柵

 阪神は神戸三宮に可動式ホーム柵を設置します。神戸高速鉄道や山陽と行き来できる1番線ホームや3番線ホームには可動式ホーム柵の設置を進めていて、2021年春ごろに完成する予定です。大開口(二重引き戸)型の可動式ホーム柵です(一部は従来型の一重引き戸)。今回可動式ホーム柵の設置が決まったのは、間に挟まれた2番線ホーム。大阪難波、近鉄奈良方面行きのホームで(山陽姫路方面には行くことができない、行き止まり式のホームです)、乗車側、降車側ともに設置します。2020年度から工事に着手し、2022年春ごろに完成する予定です。

 なぜ2番線ホームの可動式ホーム柵の設置が遅くなったのでしょうか? 1番線ホームや3番線ホームは、長さ19メートルで、3扉の車両だけが通ります。しかし、2番線ホームは長さ19メートル、3扉の阪神の車両と、長さ21メートル、4扉の近鉄の車両が使います。これまでの可動式ホーム柵では、このような列車が停まるホームに対応することができませんでした。1番線ホームや3番線ホームに設置する引き戸型の場合、対応できる開口幅は最大約4メートル、JR西日本などで使われる昇降ロープ式ホーム柵でも、対応できる開口幅は約10メートルです。ところが、神戸三宮の2番線ホームで求められる開口幅は最大約13メートル、対応できるものがなかったのです。

 ところが、昇降ロープ式ホーム柵で、ロープの素材をカーボンストランドに改良したものであれば、開口幅が約13メートルあっても対応できることがわかりました。昇降ロープ式ホーム柵の柱も問題なく配置することができ、2番線ホームにも可動式ホーム柵を設置することができるようになりました。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/2877)

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「36ぷらす3」は10月15日運行開始

 九州の大雨に伴うJR九州等の被災状況は気になるところですが(7月14日から運行再開予定だった「ななつ星in九州」も、運行再開が1か月ほど遅れることになりました。JR九州等の被災状況については詳細が判明次第、記事にしたいと思います)、ここでは2020年秋に運行を開始する「36ぷらす3」について触れてみたいと思います。

 「36ぷらす3」の運行開始日は10月15日。木曜日から月曜日の5日間をかけて、九州各地を回ります。木曜日の「赤の路」は博多発鹿児島中央行き。博多を9:52(休日は9:58)に出て、熊本に停まってから、鹿児島中央に16:24に着きます。おもてなしは玉名と牛ノ浜で行います。金曜日の「黒の路」は鹿児島中央発宮崎行き。博多を12:16に出て、宮崎に15:57に着きます。おもてなしは大隅大川原で行い、青井岳では約10分間特別停車します。土曜日の「緑の路」は宮崎空港発別府行き。宮崎空港を11:25に出て(宮崎での乗車可)、別府に16:46に着きます(大分での降車可)。おもてなしは延岡と重岡で行い、宗太郎では約10分間特別停車します。日曜日の「青の路」は大分発博多行き。大分を11:30に出て(別府での乗車可)、博多に16:32に着きます(小倉での下車可)。おもてなしは杵築と中津で行い、門司港では自由散策ができます。月曜日の「金の路」は博多発長崎行きと長崎発博多行き。往路は博多を10:51(休日は11:05)に出て、佐賀に停まってから、長崎に15:36に着きます。おもてなしは肥前浜で行います。復路は長崎を17:30に出て、佐賀に停まってから、博多に21:03に着きます。車内では各ルートで1~2回、4号車のマルチカーでの「体験メニュー」(有料)あるいは「車内イベント」(無料)を行います。

 「36ぷらす3」に乗るには、食事の付いた「ランチプラン」、「ディナープラン」と、切符形式の「グリーン席プラン」の2つの方法があります。「ランチプラン」や「ディナープラン」で出てくるメニューはコースごとに異なります。一部を除いて料理人は「36ぷらす3」には乗らないので、弁当形式が主体です。個室にするか開放の座席にするかで値段が変わりますが、安いものでも12000円します。座席しかない「グリーン席プラン」はJR九州以外の「みどりの窓口」で購入することができますが(食事はビュッフェで買うこともできます)、肥薩おれんじ鉄道を通るプランはJR九州以外のJR各社では取り扱いをしていません。また、「36ぷらす3」のグリーン料金はほかのJR九州のグリーン料金とは違い、独自のものとなっています。「グリーン席プラン」は5270円からとなっています。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/06/30/200630363unkoukaishi_1.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/09/200709-sevenstar-reschedule_1.pdf)

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「鮮魚列車」と「伊勢志摩お魚図鑑」についての続報

 長い間走っていた近鉄の「鮮魚列車」は廃止され、一般列車の最後尾に専用車両、「伊勢志摩お魚図鑑」が連結されることになりました。それらについての続報です。

 まず「伊勢志摩お魚図鑑」に使われる車両ですが、これまでの「鮮魚列車」で使われていた車両よりも1年古く、1970年につくられました。ちょうど今年が50年という大ベテランです。ただ、車両のリニューアルを2回も行い、制御機器も1970年の時点では標準的なものを使っているので、旧式の機器を使った「鮮魚列車」よりも長く使える、と判断したようです。

 ダイヤについてですが、まず「鮮魚列車」時代のものを紹介しましょう。早朝に明星車庫を出て宇治山田に向かいますが、途中伊勢市に停まります。宇治山田で折り返してから上本町に行くのですが、なぜ伊勢市の下り線ホームに停まるのかと言えば、伊勢市は下りホームのほうが荷物の積み込みをしやすいからです。昼間は高安で過ごし、夕方に上本町から松阪まで走り、松阪からは回送で明星車庫に入ります。

 それが「伊勢志摩お魚図鑑」では、明星車庫から松阪まで回送で走り、松阪から名張まで急行、名張からは快速急行で上本町に向かうのです。実は伊勢市や宇治山田から乗る人はいなかったのです。今後も復活する見込みはないので、松阪始発にしたのです。また帰りは運ぶ魚はないので、夕方の便は廃止になりました。「伊勢志摩お魚図鑑」はそのまま松阪に向けて戻りますが、車両は締切扱いとし、松阪からは回送で明星車庫に入ります。
(参考:「鉄道ファン」2020年6月号 交友社

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JR東日本、時間帯別運賃の導入を検討か?

 新型コロナウイルスの影響で、JR東日本の6月の新幹線と在来線特急の利用者は大幅に減りました。前年6月に比べて、新幹線は72%、在来線特急は73%減りました。そのため、定期券を除いた6月の鉄道事業の収入は640億円も減りました。緊急事態宣言のあった4月や5月に比べてはマシな数字ですが、このままの状態が続くと経営は厳しいです。

 そこでJR東日本は、利用者が減っても経営が成り立つように、時間帯に応じて運賃を変えることなどを考えています。ピークを分散させるようにするのです。また、テレワークの普及によって通勤日数が減ると、今の定期券制度は成り立たなくなります。このほか、利用者の少ない始発を繰り下げ、最終を繰り上げることも考えているようです。

 昼間や休日に「Suica」のポイントを出すならともかく、現状では朝夕のラッシュ時だけ運賃を上げることは難しそうです。定期券の制度もJR東日本が単独で決めることができるわけではありません。そういうかたちでまとまるか、しっかりと見ていく必要があるでしょう。

(追記1)
 JR西日本も、時間帯別運賃の導入を考えています。ラッシュ時や連休中の運賃を上げるのです。ただ、このような時間帯別運賃はすぐには導入できないことは認識していて、当面は企画商品で対応する予定です。

 また、最終列車の繰り上げについても、21時以降の利用者が少なくなっていることから、2021年春のダイヤ改正で行う予定です。

(追記2)
 ここでふと思ったのですが、うまく使えば、安すぎる運賃を適正な水準に引き上げることもできます。大都市圏では朝夕のラッシュ時以外にICカードを使えば安くし(紙の切符だと一日中ラッシュ時の高い運賃を適用)、回数券や定期券も昼間や休日だけしか使えない、安いものを発売します。地方では、繁忙期を除いて特急料金を値下げした企画商品をつくり、ほかの交通機関に対抗できるようにします。

(追記3)
 JR四国は、ICカードが使える区間が少ないことから、時間帯別運転の導入は考えていないとのことです。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200707/k10012501951000.html、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASN777FXMN77UTIL02P.html、神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202007/0013535269.shtml、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62006020Y0A720C2LA0000/)

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北海道での「THE ROYAL EXPRESS」は8月28日から

 普段は伊豆を走っている「THE ROYAL EXPRESS」。以前にも書きましたが、2020年夏は北海道を走ります。5回運行する予定で受け付けたところ、150人の枠に1232人もの応募がありました。平均約8.2倍の当選倍率です。

 しかし、この「THE ROYAL EXPRESS」も新型コロナウイルスの影響を受けることとなりました。先ほども書きましたが、「THE ROYAL EXPRESS」は5回走る予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け万全の準備をするため、初回と2回目の運行を中止して、8月28日からの3回目の運行から行うこととなりました。2020年は3回の運行となります。初回と2回目に乗る予定だった人は、2021年に振り替えて乗ることができます。そして、今回多くの人からの申し込みがあったことから、2021年の運行回数を当初予定の5回から7回に増やします。当初から2020年だけでなく、2021年も車両を北海道に持って行って走らせる予定だったのです。

 さて、「THE ROYAL EXPRESS」における新型コロナウイルス感染拡大予防の取り組みとはどういうものでしょうか? 一部停車駅でドアを開閉することにより、換気の実施を行います。十分な間隔を確保するために席の配置を変更します。1号車にはボールプールがありますが、その利用を停止します。観光で使うバスの台数を1台から2台に増やします。また、ツアーに参加するときには検温を行います。列車や備品については定期的な消毒やアルコール消毒液の設置を行います。飲食の時間帯以外では、乗客にマスクの着用を依頼します。当然ながら従業員の健康管理は徹底して行います。

 話は変わりますが、「THE ROYAL EXPRESS」は本来、伊豆を走る列車です。こちらも新型コロナウイルスの影響により、3月から6月分が運行中止となりました。これらの旅行を申し込んでいた人を対象にした運行を7月中に行う予定です。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200630_KO_Royal%20EXP%202020_2021.pdf)

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JR四国、7月18日から2700系大幅に増加

 JR四国の話題をいくつか。

 2019年8月にデビューした、新型特急ディーゼルカーの2700系。制御付自然振り子で四国の険しい山に挑んでいます。この2700系ですが、2020年度にも増備され(23両が新製されます)、7月18日(一部は19日)から運行本数が大幅に増えることになりました。

 「南風」はこれまで28本中6本が2700系でしたが、7月18日以降は18本に増えます。「しまんと」はこれまで10本中2本が2700系でしたが、7月18日以降は4本に増えます。「あしずり」はこれまで16本中2本が2700系でしたが、7月18日以降は4本に増えます。「うずしお」はこれまで33本中15本が2700系でしたが、7月18日以降は23本に増えます。なお、「うずしお」は2017年にデビューした2600系を使うものもあり、それと合わせると33本中31本が新型車両となります(残る2本は185系です)。

 四国に住んでいる人には、お得な切符があります。「土休日限定 大阪日帰りひかり・こだま超トク!!きっぷ」を7月1日から8月29日まで発売しています。利用できるのは7月4日から8月30日までの休日(8月10、15、16日は除きます)で、前日までに購入する必要があります。決められた新幹線(「ひかり」、「こだま」)に乗る必要があり、席数限定の切符です。途中下車は岡山のみできます。主な駅からの値段は、高松が8200円、松山が10500円、高知が10300円です。

 通勤や通学のときにお得に特急に乗ることができる、特急用定期券「快てーき」ですが、6月30日から8月31日までの間、指定席にアップグレードできる「区間限定快てーき専用格安指定席回数券」を発売しています。発行日から14日間有効の、5枚綴り1000円の回数券です。高松-観音寺間、高松-徳島間、今治-松山間、松山-宇和島間など13区間で発売しています。
(参考:JR四国ホームページ www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2006%2029%2001.pdf、「鉄道ファン」2020年6月号 交友社

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阪堺10月1日値上げ、230円に

 阪堺は大阪市南部と堺市北西部において、通勤や通学、観光の足として使われてきました。ところが長期的に利用者が減少傾向にあり、抜本的な解決策となるはずであった東西鉄軌道が選挙で否定され、どうにも行かなくなりました。ただ、東西鉄軌道を否定して堺市長(当時)になった竹山氏も路面電車の廃止には追い込みたくなかったのでしょうか、2010年度から10年間で50億円の支援をすることとなりました。

 支援により大阪市内と堺市内をまたがった場合の運賃の値下げ、低床車の導入、ICカードの導入、石津北の新設などの施策を行い、低迷していた利用者は増加に転じました。2009年度722万人だった輸送人員は、2018年度には820万人に増えました。しかしその支援も9月で終わってしまいます。そして今後もサービスの改善に取り組まないといけません。浜寺駅前の移設もこれに含まれます。ところが、今の210円の運賃のままでは、やっていけません。

 そこで阪堺は値上げをすることにしました。消費税率の変更によるものを除いては、1995年以来の値上げとなります。値上げ日は10月1日、新しい上限運賃は250円です。この数字は財政支援なしで黒字にするための金額ですが、これだと値上げ幅が大きいので、実際には230円とします。全線均一はこれまで通りです。

 また定期券は、通勤、通学ともに距離によって値段が変動するものでしたが、10月1日からこちらも均一になり、通勤定期は大人1か月9660円、通学定期は大人1か月5500円になります。9キロ以上乗車する場合はむしろ値下げになります。乗車する距離に関係なく値段は同じなので、事実上の全線定期になります。
(参考:南海ホームページ www.nankai.co.jp/library/groupinfo/news/pdf/200630.pdf、産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/west/news/200630/wst2006300035-n1.html)

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南海は「ラピート」でポイントアップキャンペーン

 南海の空港アクセス特急「ラピート」は、日中の便(休日は夕方以降の便も含めて)が運休していますが、その残った朝の便でポイントアップキャンペーンを行います。

 7月の平日の朝、「ラピート」(難波6:00~8:00発の5本、関西空港6:52~9:03発の5本のみが該当します)にチケットレスサービスで乗車すれば、通常3%しかつかないポイントが50%もつきます。「ラピート」の特急料金は520円なので、260ポイントもつくのです。また、7月1日3:00以降の新規入会者には、これとは別に200ポイントがつきます。

 岸和田や泉佐野から通勤する人にとってはありがたいキャンペーンですが、朝のラッシュ時には「サザン」も走ります。こちらはキャンペーンの対象外なので、注意が必要です。
(参考:南海ホームページ www.nankai.co.jp/traffic/info/pointup_2020.html)

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三陸鉄道で2枚半額の切符

 地元(岩手県在住)限定のため、あまり使うことのできる人はいませんが、紹介します。

 三陸鉄道は6月25日から8月31日の間、2回綴りの回数券、「三鉄ぶらり 半額2枚きっぷ」を発売します。片道1010円以上の区間の切符が2枚セットになっていて、1枚の値段で2枚入っています。利用開始日から2日間有効で、途中下車もできます。2日で片道乗っても良いですし、1人で往復しても構いません。

 発売駅は盛、釜石、宮古、久慈など13駅で、乗車日を指定することにより事前に購入することもできます。
(参考:三陸鉄道ホームページ https://www.sanrikutetsudou.com/?p=15120)

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JR四国とJR九州で乗り放題の切符を発売

 新型コロナウイルスにより、鉄道の利用者は大幅に減っています。そこでJR四国とJR九州は乗り放題の切符を発売します。

 JR四国は休日を1日以上含む連続した3日間利用可能な「四国満喫きっぷスペシャル」を7月1日から発売しています。発売期間は7月1日から9月27日まで、利用期間は7月1日から9月29日まで(ただし、休日を1日以上含むことが必要となります)です。値段はJR四国の「みどりの窓口」等で買う場合が8000円(以前にも同様の切符を発売したことがありますが、5000円も安くなっています)、WEBで購入する場合が8500円です。レンタカーとセットにしたプランもあり、それは10500円です。「みどりの窓口」で買うほうが安いのですが、これはアンケートに協力することを条件としています。また、WEBで購入する場合は出発の6日前までです。そして、子供は一律3000円です(大人と同一行程の場合のみ発売します)。

 「四国満喫きっぷスペシャル」は児島-宇多津間を含むJR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急を含む普通車自由席に乗り降り自由です。阿佐海岸鉄道全線とJR四国の路線バスにも乗り降りできます。最終日に0時を過ぎた場合は列車に乗っている限り、有効です。

 JR九州で発売されるのは、「みんなの九州きっぷ」です。JR九州全線あるいは北部九州エリア(豊肥線、三角線以北)の九州新幹線、特急に2日間乗り放題です(JR西日本の山陽新幹線、博多南線には乗車できません)。どちらも普通車指定席には6回乗ることができ、新幹線や特急の自由席は乗り放題です。発売期間は7月1日から9月23日まで(利用開始日の3日前まで発売)、利用期間は7月11日から9月27日までの休日です。

 値段は全九州版が大人10000円、子供2000円、北部九州版が大人5000円、子供1000円です。大人は1人で利用できますが、子供1人だけでの利用はできません。「みどりの窓口」では発売せず、JR九州インターネット列車予約あるいはJR西日本の「e5489」で購入することになります。旅行会社では宿泊旅行商品とセットで発売します。

 また、男性は60歳以上、女性は50歳以上なら、「ハロー!自由時間クラブ」に入ることができます。この会員なら、7月11日から9月30日の間、曜日に関係なく利用することができます。発売は7月1日から9月26日まで(利用開始日の3日前まで発売)で、その他の条件は「みんなの九州きっぷ」と同じです。

 ともかく、JR四国のもJR九州のも魅力的な内容です。買って乗ってみたくなります。
(参考:JR四国ホームページ www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2006%2029%2001.pdf、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/06/29/200629minnnanokyushukippu.pdf)

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京成、全線が1日1000円乗り放題の切符販売&「スカイライナー」が500円に

 京成は7月1日から、京成線が全線乗り放題の「京成沿線おでかけきっぷ~いい日、おでかけ~」を10000枚限定で発売しています。京成が全線乗り放題の1日乗車券を発売するのは、2000年の「京成線1日乗車券(KEISEI 1DAY PASSPORT)」以来ですから、20年ぶりです。

 今回発売する「京成沿線おでかけきっぷ~いい日、おでかけ~」は1枚3000円。「青春18きっぷ」みたいに、3日分の1日乗車券がセットになっています。個人で3日乗ってもよいですし、3人のグループで1日乗ってもよいです。

 「京成沿線おでかけきっぷ~いい日、おでかけ~」の発売期間は7月1日から8月31日まで、完売次第、終了します。1枚3000円(「青春18きっぷ」と同じように、子供も同額)で、10000枚発売します。北総線を除く京成線全駅で発売しますが、一部の駅では始発から22:00までの発売となります。有効区間は京成線の全駅ですが、北総線区間(京成高砂-印旛日本医大)での乗り降りはできません。成田スカイアクセス線を通る場合は、(1)北総線区間を除く京成線各駅と、成田湯川、空港第2ビル、成田空港の相互間 (2)印旛日本医大-成田空港の各駅相互間 のいずれかの利用に限られます。利用期間は7月1日から8月31日まで。1人で利用する場合、利用日は3日間連続していなくても構いません。また、「京成沿線おでかけきっぷ~いい日、おでかけ~」は自動改札機を通ることができませんので、有人改札を使うことになります。そのほか、利用当日に「京成沿線おでかけきっぷ~いい日、おでかけ」を呈示すると優待を受けることができる店舗や施設がありますので、沿線で遊ぶこともできます。

 話は変わりまして、「スカイライナー」について。京成は7月1日から8月31日までの間、「夏旅応援!ライナーでGO!キャンペーン!!」として、通常1250円の「スカイライナー」が500円となります(運賃は別途必要です)。通常1250円(子供630円)の京成上野・日暮里-空港第2ビル・成田空港間が大人、子供とも500円に、通常1000円(子供500円)の青砥-空港第2ビル・成田空港間が大人、子供とも500円になります。乗車券がセットになっているものは特急券部分のみが割引になります。

 ただ、割引になるには条件があります。成田空港行きは成田空港出発日もしくはその前日に、成田空港発は成田空港到着日もしくはその翌日に乗車する場合のみです。航空便の利用日が確認できる搭乗券の半券等を呈示して購入する必要があります。購入できるのは京成上野、日暮里、空港第2ビル、成田空港のみで、青砥から乗るときはホーム係員から購入します。いずれも券売機やインターネットでは買うことができず、現金オンリーです。
(参考:京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/information/files/info/20200622_182318383105.pdf、https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/tickets/natsutabi.php)

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JR4社の株式持ち合いが増加

 JRグループの中で上場しているのは4社。JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州です。ところで、このJRの4社、互いの株式を持ち合う動きを強めています。2020年3月期には互いの株式を追加取得し、1年前に比べて1.8~3.6倍に増やしました。2020年3月時点の発行済み株式数に占める割合は概ね0.2~0.5%程度ですが、JR東日本、JR東海、JR西日本の3社はJR九州の株式を1.25~1.32%保有しています。

 JR4社は、株式を持ち合う理由として、災害への対応や技術開発についての情報交換、MaaS(鉄道やほかの交通機関を組み合わせて効率的な移動を目指す動き)への対応のためとしています。JR九州の株がアメリカの投資ファンドに買われているので、その対応との見方もあるようです。半分近くがこのような短期的な利益しか考えない(会社がどうなっても構わない)投資ファンドに買われているのです。

 JRが株式を持ち合うことについて批判する人もいますが、あまりにも単純な見方と言えます。そもそもJRはグループとして捉えるもので、バラバラに独立しているような存在ではありません。分割民営化したとはいえ、各社が連携して鉄道サービスに当たらなければならないのです。ホールディングスみたいな持ち株会社の下にJR各社がぶら下がる形態をとってもおかしくはなかったのです。投資ファンドが株を買うということはその会社に魅力があるということなので喜ばしいことと言えますが、会社も利用者も得して初めて株主も得する権利があるのです。会計のテクニックを駆使し、会社の財産を食ってまで株主に利益を与える必要はないのです。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60810150V20C20A6TJ1000/、ニュースイッチホームページ https://newswitch.jp/p/22761、Net IB News https://www.data-max.co.jp/article/32625)

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「らくラクはりま」、7月6日から全車指定席に

 通勤時間帯の決められた特急に、たったの300円で乗ることができる「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」。当初6月30日までであった利用期間が延長され、7月31日までとなりました。対象列車は7月から若干減り上下合わせて21本となりましたが、値段は300円のまま変わりません。

 そして、「らくラクはりま」については、チケットレスサービスの利用が好調であることから、7月6日から全車指定席となりました。「らくラクはりま」が全車指定席になるほど好調とは意外ですが、特急料金が300円になったことで、連日完売だったようです。

 またこれまで、定員の5割程度しか指定券を売らなかったのですが、6月でその取り扱いは終了しました。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200625_01_ticketless.pdf、神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202007/0013479038.shtml)

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JR西日本、明石の新幹線車両基地について計画の提案を延期していた

 JR西日本は明石市内の山陽新幹線西明石-姫路間に新幹線の車両基地をつくる計画です。この場所はJR神戸線大久保-魚住間に隣接していて、JR神戸線への新駅の設置や大規模開発を検討しています。

 しかしこの計画、前に進んでいません。JR西日本は元々、3月末までに計画案を明石市に対して示すことになっていましたが、4月を過ぎても連絡はありませんでした。やっと連絡があったのは5月29日のこと。新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境が変わり、計画案の提案を延期したいということでした。延期後の計画案の提案時期はまだ決まっていません。

 JR西日本としては明石に基地をつくる必要性があるということは認識しているものの、2037年の完成時期は遅くなる可能性があります。新型コロナウイルスの影響で長距離の需要がどうなるか、長崎新幹線がフル規格ででき、新大阪に直通するかを見極めているのでしょう。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202006/0013426311.shtml)

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