「36ぷらす3」は10月15日運行開始
九州の大雨に伴うJR九州等の被災状況は気になるところですが(7月14日から運行再開予定だった「ななつ星in九州」も、運行再開が1か月ほど遅れることになりました。JR九州等の被災状況については詳細が判明次第、記事にしたいと思います)、ここでは2020年秋に運行を開始する「36ぷらす3」について触れてみたいと思います。
「36ぷらす3」の運行開始日は10月15日。木曜日から月曜日の5日間をかけて、九州各地を回ります。木曜日の「赤の路」は博多発鹿児島中央行き。博多を9:52(休日は9:58)に出て、熊本に停まってから、鹿児島中央に16:24に着きます。おもてなしは玉名と牛ノ浜で行います。金曜日の「黒の路」は鹿児島中央発宮崎行き。博多を12:16に出て、宮崎に15:57に着きます。おもてなしは大隅大川原で行い、青井岳では約10分間特別停車します。土曜日の「緑の路」は宮崎空港発別府行き。宮崎空港を11:25に出て(宮崎での乗車可)、別府に16:46に着きます(大分での降車可)。おもてなしは延岡と重岡で行い、宗太郎では約10分間特別停車します。日曜日の「青の路」は大分発博多行き。大分を11:30に出て(別府での乗車可)、博多に16:32に着きます(小倉での下車可)。おもてなしは杵築と中津で行い、門司港では自由散策ができます。月曜日の「金の路」は博多発長崎行きと長崎発博多行き。往路は博多を10:51(休日は11:05)に出て、佐賀に停まってから、長崎に15:36に着きます。おもてなしは肥前浜で行います。復路は長崎を17:30に出て、佐賀に停まってから、博多に21:03に着きます。車内では各ルートで1~2回、4号車のマルチカーでの「体験メニュー」(有料)あるいは「車内イベント」(無料)を行います。
「36ぷらす3」に乗るには、食事の付いた「ランチプラン」、「ディナープラン」と、切符形式の「グリーン席プラン」の2つの方法があります。「ランチプラン」や「ディナープラン」で出てくるメニューはコースごとに異なります。一部を除いて料理人は「36ぷらす3」には乗らないので、弁当形式が主体です。個室にするか開放の座席にするかで値段が変わりますが、安いものでも12000円します。座席しかない「グリーン席プラン」はJR九州以外の「みどりの窓口」で購入することができますが(食事はビュッフェで買うこともできます)、肥薩おれんじ鉄道を通るプランはJR九州以外のJR各社では取り扱いをしていません。また、「36ぷらす3」のグリーン料金はほかのJR九州のグリーン料金とは違い、独自のものとなっています。「グリーン席プラン」は5270円からとなっています。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/06/30/200630363unkoukaishi_1.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/07/09/200709-sevenstar-reschedule_1.pdf)
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