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「ますのすし」の源、炊飯器を入れ替え

 富山の駅弁として有名な源の「ますのすし」、1912年に発売を開始した100年以上の歴史を誇るものですが、更なる改良を目指します。

 今回改良するのは御飯。6月下旬から炊飯器ラインの入替工事を行っていて、7月20日製造分から新しいものになります。炊飯器の寿命は約20年とのことですが、源は平均して15年で最新の炊飯器に取り替えます。炊飯器も古くなると性能が落ちることもあるようです。新しい炊飯器は、有数のメーカーを視察して、寿司飯に必要なお米の「旨み」、「弾力感」、寿司に合った「適度な粘り」などの観点から、一番良いと思われるものを選んでいます。なお、炊飯器ラインの入替工事期間中も、「ますのすし」を販売しています。外部委託業者に委託して炊いた御飯を仕入れています。

 なお、源のホームページには、「ますのすし」に関する面白い記事も載っています。いくつか紹介します。(1)1932年当時、「ますのすし」は1個45銭で販売していました。今のお金にすると1350~1800円ぐらいですので、ほぼ妥当な水準とも言えます。 (2)「ますのすし」の竹は、竹林の周りに無秩序に生えている孟宗竹を使っています。孟宗竹は繁殖力が強く、既存の植生を破壊してしまうので、定期的に伐採して手入れをする必要があるのです。 (3)ぶりを使った「ぶりのすし」は、1957年に開発された源のオリジナル商品です。 (4)発売当初、「ますのすし」はあまり売れず、有名駅弁になったのは戦後の高度経済成長で生活水準が向上してからのことでした。 (5)「ますのすし」に使われているゴムバンドは、寿司の水分量に合わせて適度な押しをかけることができます。また、薄くて丈夫な合板は、水分をうまく逃がすことができます。
(参考:マイナビホームページ https://news.mynavi.jp/article/railwaynews-233/、源ホームページ www.minamoto.co.jp/about)

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