平城京跡を横切る近鉄奈良線を移設へ
近鉄奈良線は平城京跡を横切るように走っています。以前の記事で近鉄奈良線を移設するという話がありましたが、どうやら前向きに進むようです。近鉄はこれまで線路移設に反対していましたが、16日に奈良県、奈良市、近鉄は、近鉄奈良線を南側に移設することについて、協議に入ることで合意したのです。
移設の対象区間は大和西大寺-近鉄奈良間の4.4キロですが、どこに移設するのでしょうか? 奈良県が考えているルートは大宮通りです。朱雀門の南に東西に走る道路ですので、平城京跡からは出ます。複雑な構造になっている大和西大寺を高架化し、近鉄奈良線はすぐ南に進路を変えます。平城京跡までは地上(高架になるのでしょうか?)を走り、平城京跡の東側からは地下になり、近鉄奈良に向かいます。近鉄奈良は元々大宮通りの地下にありますから、近鉄奈良の位置は変わらないと思われます。途中駅は3つできます。西から、朱雀大路(仮称)、新大宮、油阪(仮称)です。油阪はかつて存在していた駅ですが(現:JRとの交点付近にありましたが、近鉄奈良の地下化に伴い廃止されました)、これが復活するかたちになります。
費用はどうやって賄うのでしょうか? 大和西大寺の連続立体交差事業と公園補償を組み合わせるようです。また、国交省は遮断時間が長い踏切を改良するように求めていますが、大和西大寺-近鉄奈良間には平城京跡にあるものを含めて4か所が指定されています。奈良県、奈良市、近鉄は2020年度中に国に改良計画を出すことを求められています。
近鉄の求める条件は(1)行政側が費用を全て負担する (2)運行時間など現在のサービス水準を維持する の2つです。線路移設のための用地買収、立ち退き交渉、その補償や線路移設の費用など、事業計画は決まっていません。これから奈良市や近鉄と話し合うので、変更されることもあります。費用の分担も決まっていないので、移設時期は未定です。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61604630W0A710C2LKA000/)
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