クレジットカードをかざして高速バスの運賃決済
高速バスでの運賃支払方法として、交通系ICカードを導入しているところがありますが、茨城交通の勝田・東海-東京線では、新たな方法でのキャシュレス決済を取り入れています。
7月29日からできるようになったキャッシュレス決済は、QRコード決済(楽天ペイは8月中旬以降を予定)とVisaのタッチ決済。カードや携帯電話を運賃箱と組み合わせたタブレット端末にかざしたり、画面をスキャンしたりするだけで決済できるのです。なお、Visaのタッチ決済がバス車内でできるのは、日本初とのことです(海外では結構実績があります)。ちなみに、交通系ICカードに対応しなかったのは、地方では交通系ICカードがあまり普及しておらず、高速バスでは運賃がそれなりになるからです。QRコード決済やVisaのタッチ決済の処理速度は交通系ICカードに比べて遅いですが、高速バスは乗降のスピードが遅いので、それほど問題にならないのです。
なお、キャッシュレス決済を行った人は、割引を受けることができます。勝田・東海-東京線の片道運賃は2200~2300円ですが、キャッシュレス決済を使うと2050円になります。「2枚チケット」の1枚当たりの運賃と同額です。なお、キャッシュレス決済は大人のみの対応です。子供や障害者には対応していません。
そして、このキャッシュレス決済は、みちのりグループのほかの高速バスにも展開します。9月下旬には岩手県北バスの「106急行」に、10月下旬には福島交通、会津バスの会津若松・福島・相馬-仙台空港線に導入する予定です。クレジットカードもJCBやMasterCardに対応できるようにしたいとのことです。
(参考:茨城交通ホームページ www.ibako.co.jp/contents/newsrelease/2020/07/21905.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/98724)
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