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地方の有料道路に交通系ICカード

 有料道路なのにETCが使えずに、代わりに交通系ICカードが使える、というところがあります。埼玉県道路公社が管理する新見沼大橋有料道路は2009年から交通系ICカードに対応していますから、10年以上の歴史があります。なぜなのでしょうか?

 その理由は、ETCよりも交通系ICカードのほうが導入費用が安かったからです。有料道路の通行料金は距離が比較的短いことから数百円と安く、数千円の料金がかかることもある高速道路の料金を前提としたETCのシステムより、数百円の運賃を前提とした交通系ICカードのシステムのほうが合っていたのです。実際に有料道路に導入したときは、コンビニのレジのシステムに近いものを導入したとのことです。

 ただ、交通系ICカードのシステムには欠点があります。車種を自動で判別することができず、有人で対応しないといけないのです。それなら無人の料金収受機のほうがいいのではないかとも思いますが、機械の更新には費用がかかり、左ハンドル車のためにレーンの両側に機械を置かないといけないのです。それなら、有人で対応したほうがいいという判断です。

 とは言っても、高速道路での料金支払いにETCが普及しているという現状から、ETC導入を決めるところもあります。ただ、高速道路で導入されているノンストップのETCは高価です。そこで、神奈川県道路公社は横須賀の本町山中有料道路において、2020年3月から5月の間、スマートETCと同じように一時停止はいるものの、安価に導入することができる「ネットワーク型ETC」のシステムを社会実験というかたちで導入しました。「ネットワーク型ETC」がなぜ安いのかと言えば、セキュリティ処理を遠隔地で行うため、現場の機器を減らすことができるからです。普通のETCが料金所1か所当たり10億円かかりますが、「ネットワーク型ETC」なら1/4で済むそうです。事実、神奈川県道路公社は、管理する4つの有料道路全てに「ネットワーク型ETC」を導入するようです。

 今後、ETCがないと高速道路に乗ることができないようになるかもしれません。そのときに地方の有料道路のETC導入を促進するため、「ネットワーク型ETC」を導入することが出てくるかもしれません。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/98931)

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