東京九州フェリーは2021年7月デビュー
横須賀と北九州を結ぶフェリーについての続報です。
予定より若干遅くなりましたが、横須賀(横須賀新港の予定、横須賀新港は京急の横須賀中央から徒歩15分程度)と北九州(新門司)を結ぶフェリー(東京九州フェリーと言います)は2021年7月に就航します。日曜日を除く週6回運航し、横須賀23:45発新門司翌21:00着、新門司0:00発横須賀同日20:45着のダイヤで走ります。横須賀-新門司間は976キロありますので、フェリーとしてはかなりの高速です。このフェリーによって、関東-九州間の貨物輸送で3日目の配達が可能となります。トラックに比べて渋滞や事故のリスクが減ります。また、フェリーには青果物、生鮮食品、冷凍食品などの鮮度を保持する電源設備や、トラックのドライバーが休息できるように、ドライバー専用の浴室や食堂もあります。
東京九州フェリーに投入されるフェリーのうち、8月7日に進水したものは横須賀市の花から「はまゆう」と名付けられました。ちなみに花言葉は「どこか遠くへ」です。それでは、「はまゆう」はどのようなフェリーでしょうか? 定員は当初の予定からかなり減って268人(トラックは約154台、乗用車は約30台積み込むことができます)。一番下のランクでも2段寝台で、雑魚寝の2等はありません。船内には3層吹き抜けのエントランスとシースルーエレベータがあり、レストランやバーベキューコーナーでは海を眺めながらの食事ができます。最上階には太平洋の風を肌で感じながら入ることのできる露天風呂、プラネタリウムや映画を鑑賞することのできるシアターが備え付けられています。環境にも配慮されていて、これまでの船に比べて約6%の省エネルギーとなっています。硫黄酸化物の排出規制にも対応しています。
(参考:新日本海フェリーホームページ https://www.snf.jp/東京九州フェリーに就航する新造船の命名進水式/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/99062)
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