JR西日本、深夜帯のダイヤを発表
以前にも記事にしましたが、JR西日本はメンテナンス作業従事者の労働環境改善を目的に、2021年春に深夜帯のダイヤの見直しを行います。そして、昨日(17日)のことですが、JR西日本からその詳細が発表されました。
見直しの対象となる線区・区間は、琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線米原-姫路間、湖西線京都-永原間、嵯峨野線京都-園部間、JR宝塚線大阪-新三田間、大阪環状線大阪-天王寺-大阪間、奈良線京都-奈良間、学研都市線・東西線京田辺-尼崎間、大和路線加茂-JR難波間、阪和線天王寺-和泉砂川間です。先ほども述べたとおり、2021年春に実施します。
それでは平日の最終列車の発車時刻はどのようになるのでしょうか? 具体的に例を挙げてみていきます。大阪駅のJR京都線の最終は島本-京都間の各駅に行く場合、0:25発新快速京都行き(新快速通過駅は高槻で普通に乗り換え)から0:00発新快速京都行き(新快速通過駅は高槻で普通に乗り換え)になります。25分早くなります。新大阪-高槻間の各駅に行く場合、0:31発普通高槻行きから0:10発普通高槻行きになります。21分早くなります。大阪駅のJR神戸線の最終は大久保-姫路間の各駅に行く場合、0:00発新快速姫路行き(新快速通過駅は西明石で普通に乗り換え)から23:40発新快速姫路行き(新快速通過駅は西明石で普通に乗り換え)になります。20分早くなります。塚本-西明石間の各駅に行く場合、0:28発普通西明石行きから0:04発普通西明石行きになります。24分早くなります。大阪駅のJR宝塚線の最終は生瀬-新三田間の各駅に行く場合、0:13発普通西明石行き(尼崎でJR東西線からの普通に乗り換え)から0:04発普通西明石行き(尼崎でJR東西線からの普通に乗り換え)になります。9分早くなります。塚口-宝塚間の各駅に行く場合、0:28発普通西明石行き(尼崎でJR東西線からの普通に乗り換え)から0:04発普通西明石行き(尼崎でJR東西線からの普通に乗り換え)になります。24分早くなります。京橋駅の学研都市線の最終は忍ヶ丘-松井山手間の各駅に行く場合、0:07発普通松井山手行きから23:54発普通松井山手行きになります。13分早くなります。徳庵-四條畷間の各駅に行く場合、0:42発普通四條畷行きから0:15発普通四条畷行きになります。27分早くなります。鴫野-放出間の各駅に行く場合、0:42発普通四條畷行きから0:29発普通放出行きになります。13分早くなります。天王寺駅の大和路線の最終は法隆寺-奈良間の各駅に行く場合、0:18発普通奈良行きから0:01発普通奈良行きになります。17分早くなります。東部市場前-王寺間の各駅に行く場合、0:34発普通王寺行きから0:24発普通王寺行きになります。10分早くなります。天王寺駅の阪和線の最終は富木-日根野間の各駅に行く場合、0:20発区間快速日根野行きから0:00発快速鳳行き(鳳で普通に乗り換え)になります。20分早くなります。美章園-鳳間の各駅に行く場合、0:35発普通鳳行きから0:24発普通鳳行きになります。11分早くなります。
このように最終が早くなる結果、東京発新大阪行きの最終新幹線(「のぞみ265号」、京都23:31着、新大阪23:45着)から乗り継ぐことのできない区間が増えます。「のぞみ265号」から乗り継いで帰ることができるのは琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線野洲-姫路間、湖西線京都-近江今津間、嵯峨野線京都-園部間、JR宝塚線大阪-新三田間、大阪環状線大阪-天王寺-大阪間、桜島線西九条-桜島間、奈良線京都-奈良間、 奈良線京都-奈良間、学研都市線・東西線四条畷-尼崎間、大和路線王寺-天王寺-今宮間、阪和線天王寺-鳳間です。最終の繰り上げによって、琵琶湖線篠原-米原間、JR神戸線大久保-姫路間、学研都市線忍ヶ丘-松井山手間、大和路線法隆寺-郡山間とJR難波は、最終新幹線からの接続がなくなります。
この最終を繰り上げる動きは、九州にもあります。西鉄は2021年春に最終の繰り上げを行うことを検討しています。深夜時間帯の利用者が減っているためで、路線バスについても繰り上げを検討しています。また、元々利用者が少ない昼間についても減便することを考えているようです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200917_00_saisyuuressya.pdf、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20200917/k00/00m/020/283000c)
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